ブロックチェーンは”無敵”ではない
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米グーグルが開発を進める量子コンピュータが、従来型のコンピュータを上回る性能を示したという報道で、ビットコインの価格が下落しているらしい。量子コンピュータの開発がさらに進めば、ビットコインなどの仮想通貨（暗号資産）に採用されているセキュリティ「ブロックチェーン」の改ざんも可能になるのではないかという懸念からだ。
ブロックチェーンはその仕組みから「改ざんは現実的に不可能」とされていたが、膨大な作業量が必要なため「現状では不可能」というだけで、コンピュータの処理速度が飛躍的に上昇すれば「未来永劫不可能」というわけではない。実際、ビットコインではないが、他の仮想通貨では改ざん被害が発生しているものもある。
暗号化技術の開発側も、当然技術のさらなる強化は進めるだろうが、いたちごっこになってしまい、その狭間で改ざん被害が発生してしまう可能性は無いとは言えないのだ。
仮想通貨・・・上手くやれば大儲けできることは事実なので、既に保有している方も、検討していた方もいらっしゃるでしょう。全くやめておけ、とは言いませんが、所詮人が考え出したものがネットで世界中繋がっている以上、被害に遭う可能性がゼロだとは言えませんので、全財産をつぎ込むようなことはやめたほうがいいと思いますねｗ
「仮想通貨なんて手を出す気はないから大丈夫」という方へは、以前にも書いた話なのですが、誰もが利用している各種パスワードについて。
コンピュータの性能は「限界というものが無いの？」と不思議に思うほど年々向上していますので、パスワード解析にかかる時間もどんどん短くなっていきます。
2018年の情報で、英小文字のみの８文字のパスワードは５秒で解析が終わります（笑）
英数大文字小文字を組み合わせたても、８文字なら９時間。
12文字でも、使用する文字種が英小文字のみの場合は４週間でできるそうです。
同じく12文字で英大文字を混ぜると300年となり、「自分がこの世にいる間は大丈夫」と思ってしまいますが、コンピュータの処理速度が年々向上しているわけですから、この300年というのが今年は既に縮まっており、来年以降もそれが続いていきます。
ですので、英数大文字小文字を組み合わせた12文字以上のパスワードを利用することをおすすめしておきます（前回は11文字と言っていたが、どうやらもう1文字増やしたほうが良さそうだと判断しました。）
