【初心者向け】ファイナルファンタジー14の「装備」について(1)
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【はじめに】
ファイナルファンタジー14(以降FF14)には、「コンテンツファインダー(CF)」という機能が存在します。これはダンジョンや討滅戦などに行きたいときに、直接声をかけて行く人を集めなくても、同じダンジョン等に行きたいと思っている人を自動的にマッチングしてくれるという便利なものなのですが。
先日ツイッターに流れてきた話で、このCFでダンジョンに挑んだところ、タンク(盾役)さんの”装備”が適切でないため敵の討伐に苦労し、ヒーラー(回復役)さんが怒って最終的に離脱してしまわれたというものがありました。
この件に関してお友達と話したところ、「ゲーム内で装備について説明をする部分があることはあるが、ちょっと内容として足りないのかもしれない」という意見が大半を占めました。
確かに、「指定の部位にIL5以上の防具を装備してこい」と指示し、そのとおりできていないと先に進めないクエストはあるのですが、これに関しては”たまたま全部IL5の装備になっていた”ということになる場合があるので、ここで間違いなく「ILについて理解した」と言えるものではないのですよねぇ・・・
ですのでもうちょっと、ロール(役割)ごとの装備の違いや、各能力値の意味について解説し、なんなら試験問題のようなものを出して正解しないと先に進めないようにしてもいいくらいではないかと、個人的には思うのですが・・・ あまりしつこくして嫌気がさしてしまってもいけないから、難しいところなのでしょうかね?
この件については運営さんにも再考していただきたいと思いつつ、今回はこの「FF14の装備」について・・・ まあ、私のブログごときで初心者さんの目に留まるかどうかわかりませんが、たとえ一人でも読んでいただけたらと思い、記事にしてみようと思います。
【レベルアップに伴い変わってくる、必要な装備】
一例として、ヒーラーである幻術士(後にジョブ「白魔道士」となる)の胴装備を見てみます。
キャラクターを作成し冒険を始めた段階では、このような「種族装備」をつけています。
物理防御力、魔法防御力といったステータスがありますね。この数値の分だけ自身が受けるダメージが軽減されるということです。
ここで見ておくのはこれだけでかまいません。
レベル5になると、このようなものを装備することができるようになります。
メインクエストで「アイテムレベル(略してIL)が5以上のものを装備して見せに来い」というものがありますので、例えば胴装備はこれでもいいわけです。
ところが! ここからの話が今回のメインの話題になります。
「全クラス」装備可能となっているので、もしかしたら剣術士や格闘士なので始めた方も、クエストの報酬を見て、「あ、これ可愛いから、これでいいか」と貰ってしまったかもしれません。そして、前述のIL5云々クエストもこれでクリアできます。
しかし、実はこの「ハーフローブ」というものは、ソーサラー(魔法を使う職)向けの物なのです。
何故か? ITEM LEVEL 5、全クラス、Lv5~ と書かれた下のところに、
「Bonuses INT+1 MND+1」
というのがありますね。ここがポイントになるのですが、では、INTとかMNDとかいうのは何ぞや? というお話です。
「マイキャラクター」を開くと、このような画面が見られます。
この中で「Attributes」という欄にご注目ください。ここの数値の中でどれを重視したらよいかが、職ごとに変わってくるのです。
極力簡単に、
STR・・・近接物理攻撃職(格闘士、槍術士など)
DEX・・・遠隔物理攻撃職(弓術士、後に出てくる双剣士、踊り子など)
双剣士って近接物理っぽく見えるんですけどねぇ・・・なぜかここに分類されています。
VIT・・・タンク(盾職。剣術士、斧術士など)
INT・・・魔法攻撃職(黒魔導士、巴術士、赤魔導士など)
MND・・・ヒーラー(回復職。白魔道士、巴術士から派生する学者など)
と覚えてください。
さて、そこで先ほどのハーフローブに戻ると、
INTとMNDにボーナスがついていますよね。ということは、この装備は、
・魔法攻撃職
・ヒーラー
のいずれかでなければ、本来の恩恵を受けられないわけです。
余談ですが、攻撃職のことをFF14では「DPS」と呼んだりします。海外製のMMORPGで使われていたのが由来だそうです。
では次のレベルの装備を見てみましょう。
ボーナスに「VIT」と「ダイレクトヒット」が増えましたね。
あれ? VITはタンク用のステータスなんじゃ? と言われるでしょうが、これはまたの機会にします。
ダイレクトヒットというのは、与ダメージ量や回復量に関係するものですが、これも詳しくは次の機会に。
いずれにしても、このアマチュアダルカティカというのも、INTやMNDに大きなボーナス値が付くことで、ソーサラー向けだと理解してください。
レベル49のこの装備まで、「全クラス装備可能ながら、実はソーサラー向け」という傾向が続くのですが、
レベル50になって様々なコンテンツに参加するようになると、「アラガントームストーン:詩学」というものが貯まっていき、それを装備と交換してもらえるようになります。
リムサ・ロミンサのエーテライト付近などにいる ↓ こんなNPCが交換を受け付けてくれます。
その交換品の一例ですが、
Lv49のフェルトブリオーとの違いとして、
・「INT」のボーナスが無くなった。
・「意志力」「信仰」というのが増えた。
があります。
そして、装備可能職が全クラスではなく「幻術士、白魔道士、学者、占星術師」と限定されていますね。何故か?
意志力は、ダイレクトヒットと同様に、与ダメージ量や回復量に関係するものです。
「信仰」はヒーラーのMP回復量に影響します。
そして、INTボーナスが無くなったことと併せて、これはヒーラー専用装備になるのです。
このように装備職が限定されれば、それしか装備できないわけですから間違いも起こらないのですが、各ステータスの意味がわかっていないと、それ以前の「全クラス装備可」のもので、適正でないものを装備してしまうということが起こりうるのです。
格闘士ならSTR、弓術士ならDEXというように、自分が今プレイしている職にはどのステータスボーナスが必要かということを見て、装備を選びましょう。
これらのステータスの意味は、後に高難易度コンテンツに挑戦するときに食べる「食事」を選ぶ際にも関係してきます。
(補足)7/7追記
上記説明で「タンクはVIT」と覚えてくださいと書きました。確かにタンク職にとってVITが重要なことは間違いないのですが、低レベル帯では他職用の装備とのVIT値の差は少ないので、タンク職が装備を選ぶ際は一番最初に書いた「物理防御力、魔法防御力」の高いものを選ぶようにしてください。見た目がいかにも重騎士用だなという「キュイラス」「ヘヴィアーマー」といった系統の装備ですね。
【ILとは?】
アイテムレベル(IL)とは、その名のとおり「アイテムの強さ」を示す数値です。
これは装備レベルにほぼ比例して上がっていくので、「だったらそんな数値設けなくても、装備レベルで見ればいいじゃん。」と思ってしまうのですが、レベル50を超えると、同じ装備レベルでILが違うというものがいくつか出てきます。ですので、これはこれで必要な項目の一つとなっているのです。
装備を選ぶときは、装備可能な範囲の中から、ILが高いものを選びましょう。
【HQとは?】
クラフター(製造職)が作る装備には、NQ(ノーマルクオリティ)とHQ(ハイクオリティ)という2種類が存在します。戦闘職として覚えておくべきことは、
同じILでも、HQのほうが性能が高い
ということです。
ですので、マーケットボードで購入するときは、できればHQ
(アイテムのアイコンが光っており、アイテム名にこんなマークがついている)
ものを選びたいところです。
(お値段も、高くなる傾向があるのですがね・・・)
長くなりましたので、今回はここまでにしておきます。
意志力、ダイレクトヒットなどの「サブステータス」と呼ばれるものについてはまたの機会に。
とりあえず序盤は、STR、DEX、VIT、INT、MNDだけわかっていれば大丈夫です!