ファイナルファンタジー14入門(1) RPG(ロールプレイングゲーム)とは?
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本日1/7の19:00から明日の19:00まで、オンラインゲーム「ファイナルファンタジー14(以降略してFF14)」にてメンテナンスが行われます。オンラインRPGゲームのメンテナンスとは、ゲームプログラムにアップデートを行うものであり、ほとんどの場合メンテナンス中は遊べなくなります。いい機会なので、今日はこのFF14を紹介してみたいと思います。
「RPGって何?」
RPG(ロールプレイングゲーム)の「ロール」は「役割」という意味です。敵との戦闘において、盾を持って最前列で攻撃を防ぐ役、後方から魔法を撃ったり弓矢を放ったりする攻撃役、ダメージを受けた仲間を治療する回復役などがあります。ゲームの目的としては、探索や戦闘によってまずは村人の困り事など身近な問題を解決し、最終的にはこの世の平和を脅かす悪の大魔王を倒す、なんていうものが多いです。
元々は、プレイヤー1人が1つの役割を担い、複数人でテーブルを囲んで、ルールブックやサイコロを使って遊ぶ「テーブルトークロールプレイングゲーム(TRPG)」から始まりました。その後、それをコンピュータで遊べるようにしたものが作られました。インターネットの普及以前は、1台のコンピュータを複数人で囲んで遊ぶということが現実的ではなかったので、それぞれ役割を担った複数の「キャラクター」をプレイヤー1人で操作するものが主流でした。
大きく流行ったものとしては、アメリカでは1981年に発売された「ウルティマ」や「ウィザードリィ」があり、輸入されたものが日本のパソコンユーザーにも遊ばれていましたが、国産では1986年にファミリーコンピュータで発売された「ドラゴンクエスト(以降ドラクエ)」がRPGの代名詞となり、以後多くのゲームメーカーが同種のものを発売するようになりました。「ファイナルファンタジー」のそのうちの1つです。
「ファイナルファンタジーシリーズとは」
ファイナルファンタジーシリーズ(以降FF)もそれまでの多くのRPGと同様に、剣や魔法を扱う「中世ファンタジー」の世界観を基本としています。先に発売されたドラクエと同様に、マップ上を歩いて目的のものを探したり戦闘をしたりしますが、戦闘シーンにおいてドラクエは自キャラの姿は画面に映らない「1人称視点」なのに対し、FFは自キャラが画面上に登場し、行動によっては飛び跳ねて敵にアタックするような「3人称視点」であったことが大きな違いの一つです。
作品や場面によっては、中世には存在しないような未来的な兵器や乗り物が登場することも、ドラクエシリーズでは見かけない特徴です。そもそも中世だと明言しているわけではありませんので、現実の中世にこだわらない設定も含めて”ファンタジー”なのです。
「オンラインRPGとは」
1作目が大ヒットしたファイナルファンタジーシリーズは、その後2、3・・・と作られ、現時点では15まで発売されています。その中で11と14だけがオンラインゲームとなっています。インターネットの普及によってコンピュータ同士を接続することが可能となったことによって、かつてのTRPGのように「1人のプレイヤーが1つの役割だけを担い、複数人で遊ぶ」ことが可能となったわけです。
オフラインのRPGは、魔王を倒すなど一定の目的を達成することでゲームが終了となりますが、オンラインRPGはプログラムの更新が可能なことを利用して「魔王を倒したけど、また新たな脅威が現れた」というような設定で、ゲームを引き続き遊ぶことが可能となりました。アメリカ生まれの「ウルティマオンライン」は1997年に発売され現在も遊ばれていたり(日本でのサービスは終了)、国産では「FF11」が2002年に発売され、2016年までアップデートが続けられました。「FF14」は2010年に始まり、メーカー担当者が「最低でも10年はやりたい」と仰っていましたが、既に9年目に突入しています。(※)
最近、ドラクエのスマホ用派生ゲームのTVCMで稲垣吾郎さんが「僕、ドラクエやったことない」と言っていますが、今回は稲垣さんのようにドラクエって名前は聞いたことあるけど遊んだことはない、またはドラクエ以外でもRPGというものを遊んだことがない、そもそもコンピュータゲーム自体に馴染みがない、といった方に、「オンラインRPG」とは何なのかを理解していただくような文章になりました。
「FF14」についての詳細なお話はまたの機会に。
【次記事】
※9年目にあたるかどうかは、別の解釈もあるのですが、ややこしい話になるので今回は割愛します。