スマホを残して死ねますか?
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本日の特集は「スマホを残して死ねますか?」 デジタル遺品についてのお話ですね。
個人的には、ネット銀行などのIDは家族にしかわからない場所にメモを隠していますし、パスワードに至ってはメモすら残していない(メモが見つかると悪用される恐れがあるので、自分の頭に記憶しているだけ)ので、他人にどうのこうのされる可能性は少ないかと。
※パスワードは時間をかければ解析できてしまうものなので、解析する気が失せるくらい桁数の多いものにしておきましょう。2014年のデータで、英大小文字+数字で10桁のパスワードで解析時間が7年だったそうなので、最低でも10桁。年々速くなることを考えると、これからは11桁以上にするのが良いでしょう。
英文字のみのパスワードや、英大小文字+数字でも8桁以下のものは、あっという間に破られてしまいますよ!
パスワードはメモすら残していないというのは、逆に言うと家族ですら直接アクセスできないということなので不便だと思われるかもしれませんが、そもそも勝手に引き出しや送金をしてはいけないものですから、”そのとき”は銀行本社に連絡を取って処理してもらえばいいでしょう。連絡先を書いたメモは残してあります。
ネット銀行の預金者が死んだらどうする?死亡時の口座解約方法と相続税対策 | ネット銀行100の活用術
もう1つ、よく心配される件として、エッチな画像等の問題がありますね。これは人によって感じ方が違うかもしれませんが、私の場合は・・・ 男性なら多かれ少なかれ見るものだし、家族なら見られてもまあいっか、と思ってます(笑)
しかし、パソコンを処分後、悪意のある人によってデータを取り出され、「こないだ死んだどこそこの誰々は、パソコンの中にこんなものをいっぱい保存していたぞw」なんて言われるのは嫌ですね。自分は死んでるのでわかりませんが、家族が恥をかくかもしれないし。
※以前のスマホ関連の記事でも触れましたが、パソコンやスマホのデータは、ゴミ箱に入れて「ごみ箱を空にする」を実行しても、データは消えていません! わかりやすく例えると・・・鉛筆で一定以上の筆圧で書いたものを消しゴムで消した状態、と言えばいいかな(あくまでもわかりやすくするための例えです。構造的には正確には違います。)
完全にわからないようにするには、上から同等以上の筆圧で塗り潰す必要がありますよね。
現在持ち主が生きていて、それをやりたいという場合は、こんな方法があります ↓
お金関係、エロ関係以外で他人に見られたくないものは・・・自分はないかな。
SNSはどうでもいい話しかしてないし。
写真は、自撮りはしないので、食べ物と風景ばっかりだしw
というわけで、自分はあんまり心配いらなそうなのですが、気になる人には下記のようなソフトがあります。
大きく2つに分けることができると思います。
1つ目のタイプは、「一定期間パソコンに触らないと、データが消去される」ソフトです。
「死後の世界」 (Download→ユーティリティ の中にあります)
などがこれにあたります。
しかし、旅行や出張などで一定期間留守にする可能性がある人にとっては、このタイプのソフトは向きませんよね。旅行から帰ってきたらパソコンのデータが消えてた!なんてことになったらシャレにならないですから(苦笑)
そういう方には、このようなソフトもあります。
こちらはデスクトップに、「僕が死んだら」というアイコンが現れていて、それをクリックすると家族に伝えたいメッセージなどが表示され、同時に予め指定したフォルダやファイルが削除される仕組みです。
欠点としては、パソコンのログインパスワード自体がわからなければアイコンを見ることもできない、パソコンを開いたとしても家族が「僕が死んだら」のアイコンを見落とすと機能しない、ということが考えられますね。
自分自身の利用スタイルに応じて、いずれかを選ぶといいですね。
スマホの場合は、こんな方法があるそうです。
iPhone/iPad - パスコード10回失敗するとデータを消去するように設定 - PC設定のカルマ(iPhoneの場合)
設定した回数だけロック画面認証をミスすると強制的に端末を初期化するセキュリティアプリ「Locker」がリリース | juggly.cn(Android用)
テレビドラマ「dele」では、生前に依頼しておいてオンラインで削除してもらうという話が描かれていましたが、現実にはそういったサービスはないそうです。ただ、本人死亡後に遺族がデータ処理を依頼するサービスはあります。
オンラインデータ削除会社は実在するのか。ドラマdeleから学ぶデジタル遺品の守り方。|MAISTYLECREATE
この場合はデータを消去するというよりも、どうしても必要なデータを取り出す目的でしょうね。しかし費用が20万円を超えるようなこともあるそうなので、実際には費用を聞いた時点で断念する人が半数ほどいるそうです。家族に迷惑をかけないためにも、必要な情報はわかるようにしておきたいですね。
デジタル機器は便利だけど、面倒なことも増えましたね(苦笑)