オンラインゲームで本当にあった怖い話(1)
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今朝の「スッキリ」でも、引き続き小6女児誘拐事件を受けて、SNS等の話をしていましたね。
その中で「SNSだけでなく、オンラインゲームにも危険がある」という言及があって、それを聞いてふと思い出した、私がオンラインゲームで実際に見た出来事をお話しします。(今回の話は、小学生や中学生は出てきません。)
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一つ目
とあるオンラインゲームで、たまたまクエストで一緒になった私を含めて3人が意気投合?して、フレンド登録をして「また遊びましょうねぇ」と言って別れました。この3人は3人とも、見た目が女の子のキャラクターを使っていました。
※オンラインゲームで男性が見た目女の子のキャラを使うことは珍しくありません。「女キャラの8割は中身おっさんだ」と言われるくらいでw 私も深い意味はなく、かわいらしくて良いかなくらいの気持ちで女キャラを作って遊んでいました。後になって「やっぱり男性キャラのほうが良かったかな」と思ったのですが、既にストーリーもかなり進めてレベルも上がっていたのでやり直すのが面倒で、メインはその女キャラのまま進めました。後にサブで男の子キャラを作りましたが。
話を戻しますが、そのとき私は「ネカマ」とか思われたら嫌だと思って、「自分は中身男ですけど、それでもよかったら仲良くしてください。」と言っておきました。
他の二人は、自身の性別については何も言いませんでした。(ここ、後々「ああ、だからかぁ」ということになってきます。)
他の二人を、A、Bと呼ぶことにします。
その後、私はAさんとは時々一緒に遊んだりしていたのですが、Bさんはたまに出くわしても挨拶する程度で「遊ぶ」というほどのことはありませんでした。
しばらくして、Aさんからメッセージが届きました。
「ちょっと相談に乗ってほしいのだけど」と。
話を聞くと、AさんはBさんと毎日のように遊んでいたらしいのですが、ある日突然、
「僕は実は男なんだ。君が好きだ。結婚してほしい!」
と言い出したらしいのです(苦笑)
人間、顔が全てではない。昔なら文通で好きになることもあったように、オンラインゲームで会話をするだけで、その人の内面に惚れた、ということも無くはないのでしょうが・・・ 私は「見た目はどうでもいい」とまでは思えないので、ゲームで遊んだだけの相手に「結婚してほしい」なんて言う感覚は理解できないのですが・・・
それでAさんは、「私はそんなつもりなかったので、ごめんなさい。」と答えたのですが、Bは諦めず、その後はAさんをプレイヤーサーチして追いかけてくるようになったのです。
ネットストーカーならぬ、「ネトゲストーカー」ですね。
それで「どうしたらいいと思う?」と言うので、「じゃあ、今度Bが現れたら僕も呼んでくれたら、僕からやめるように言ってあげるよ。」と答え、後日実際にその機会がやってきたのですが、Bに「Aさんは迷惑してるんだからやめなよ」と言っても、Bは「君には関係ない。これは僕と彼女の問題だ。」と言って、つきまといをやめてくれません。
「これはもう、GM(運営)に通報して注意してもらうしかないね」とAさんに伝え、 Aさんは実際にそうしたのですが、
「不特定多数に迷惑をかけるような行為なら取り締まるが、1対1の人間関係には介入できない。」
というのが運営の回答でした。
まあ、それはそうかな、と思いますね。現実世界では「ストーカー規制法」があり、2016年の改正でSNSやブログも対象に含まれましたが、「オンラインゲーム」というのは記述には無いようですし。
裁判になれば「同様のもの」と判断してもらえるかもしれないので、今なら警察に通報してみるという手もありますが、この出来事はそれより前の話ですしね。
ストーカー行為等の規制等に関する法律 電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ
というわけで、結局Bの件はどうにもならず、Aさんはその後新しいキャラを作って遊んでいましたが、一からやり直すことになって嫌になったのか、新しいキャラもBにばれてしまったのか、しばらくするとAさんの新しいキャラも見かけることはなくなってしまいました。
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いやー本当に、ゲームの中で知り合っただけの、その付き合いも年単位とかではなくわずか数週間なのに、「結婚してほしい」という言葉が出てくることが理解に苦しみますが(苦笑)
現実世界では彼女を作れるような状況でなくて、ゲームにのめり込んでいるうちに「これしかない」と思ってしまったのでしょうかね。
「ゲームは所詮ゲーム」っていう認識を忘れないようにしないと、他人に迷惑をかけることになって、今後は取り締まりの対象になってくるかもしれません。
現代の子供は、ゲーム機の所有率が、小学生93.6%、中学生92.1%、高校生80.6%となっているそうで、ゲームを全くしない子が珍しいくらいゲームが浸透しています。
「やるな」というのはもはや無理かもしれませんが、”ゲームばかり”にはならないようにしないといけませんね。
先日記事にした「視力と遊びの関係」から言ってもね。しかし「首都圏ではボール遊びできる場所がほとんどない」なんていう問題もあるのだけど・・・
もう一つ書くつもりでいたのですが、思ったより長くなってしまったので、今日はここまでにします。もう一つはこれから書いて明日公開しますね。