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『私の家政夫ナギサさん』を見て思ったこと

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やっと撮影が再開され放送が始まったドラマがいくつかありますが、今日はその中の一つ、『私の家政夫ナギサさん』を見てふと感じてしまったことを書きます。

 

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ドラマについて簡単に説明すると、主人公はいわゆるキャリアウーマン。「優秀社員賞」をもらうほど仕事はできるが・・・ 本人曰く「忙しすぎて」家事は全くと言っていいほどできず、家は散らかり放題。28歳になって結婚のことも意識はするが実際には彼氏もできず・・・

見かねた妹が「誕生日プレゼント」として勝手に家政婦を手配したのだが、やってきたのが中年の男性で、主人公が嫌がってしまうというお話。

 

「忙しい」と言っても休日が全くないわけではないのだから、体の疲れも取れず辛いけど、休日に頑張って掃除等やるしかないのでは? とも思ってしまいますが、取引先の人と話を合わせるために漫画(北斗の拳w)を読むなど、家に帰ってからもやらなきゃいけないことがあるようで、大変なのは事実のようです。

 

ここまで来ると「まるで仕事のために生きているようだ」とも思ってしまいますね・・・

 

「現代人は働き過ぎ」なのでしょうか? 「週休2日で1日8時間労働」が徹底されていれば働き過ぎとまで言えないはずだが、現実はそうではない。残業や休日出勤が多かれ少なかれありますよね。

 

なぜ残業をするのか? 理由は一つではなくて、例えば主に年配の社員には「残業を嫌がるのはやる気がない証拠! 残業をすればするほど偉い!」という価値観を持っている人もいたり。

一方では、収入を増やすために昼間はわざとのんびり仕事をしておいて、定時になると「あー これは残業しないと終わらないわ」なんて言って自主的に”必要ない残業”をする人もいるのだけど(苦笑)

 

しかし、そういうのは別にするとして単純に「やらなければならない仕事が多い」のだとしたら? 

非正規が多くなっていたり、職に就けない人もいるのだから、会社の業務がそんなに忙しいなら、割高の残業手当を出さなくても正社員の数を増やせばいいのに、なぜ正社員を増やさず残業をさせたり、派遣やアルバイトなどに頼るのか。

 

「仕事の量が1年を通して一定ではないから、必要な時期だけ派遣やアルバイトで人員を確保したい」(派遣なら3ヶ月単位で切れる)ということもあるが、もう一つ大きいのが「正社員にすることによる金額的負担」でしょう。

会社によっては各種手当などもありますが、どの会社でも必ず発生し金額的に大きいのが「社会保険料の負担」ですよね。ご存じのとおり、健康保険、厚生年金、介護保険料は半分、雇用保険は2/3(一部業種を除いて)、労災保険に関しては全額を会社が負担しています。

(若い人だと、会社がそんな負担をしてくれていることを知らずに働いている人もいたりして?)

 

派遣社員の場合、この社会保険料の事業者負担は派遣会社がするわけで、労働者にとっては「負担してもらえる」という意味では変わりないのですが、当然のことながら派遣会社は派遣先からもらった金額からそういう必要経費分を差し引くし、会社によって存在する各種手当が派遣会社によっては無かったりするので、労働者本人の懐に入る金額は少なくなるんですよね。

 

同じく今期放送されているドラマハケンの品格

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では主人公の大前春子が

 「同一労働同一賃金、そんなものは幻想です!」

と言ってしまっていて、それには複数の意味があるけど、少なくとも金額という意味では確かにそうでしょう。

 

自営業だと国民健康保険国民年金を全額本人が負担することを考えると、会社がほぼ半分負担してくれることはありがたいことだけど、これが会社が正社員の数を抑えて非正規を増やす理由の一つになっているのでは?

これをなくすと全サラリーマンが悲鳴を上げますが、何か良い方法はないものか、なんて思ったりしました。

こんなことを考えているのは自分だけでしょうか? ずっとそれでやってきてるんだから仕方ない、それがベストだから続いているんだ、ってことなのかな?

 

「働き方」に関係するドラマとしては、少し前にこんなのもあったり。

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働くって何だろうな、と考えてしまった今日この頃でした (^-^;)