2022夏ドラマの感想
いつものように3行まとめで。
『運命警察』 ★
片寄亮太、江藤萌生、水野美紀 他
本編ではないところにあえて触れたい。毎回、終わりの数分間、オーディションで選ばれたという新人女優の日記のような映像が放送されるのだが、これは放送枠の中でやる必要があるのだろうか。「公式YouTubeチャンネルで配信していますのでよかったらどうぞ」でいいのではないか? そんなにこの子を売り出したいのか。他で見たことない新人の「楽しかった」だの「緊張しました」だの、どうでもいいわw
『ザ・タクシー飯店』 ★★★
渋川清彦 他毎回ゲスト
中華料理好きの運転手のタクシーに、毎回何か悩み事を抱えている客が乗ってきて、おすすめの中華料理屋に連れて行って食事をするとスッキリして帰っていくという話。所謂グルメドラマですが、運転手が毎回お客さんと一緒に食事をし、「餃子を食べるとビールが飲みたくなっちゃうよねぇ」とか言って、車を置いて帰ることにして飲んじゃったりするのが面白かった。
『空白を満たしなさい』 ★★★
一度死んだ人間が蘇ってくる現象が全国で多発し「復生者」と呼ばれるが、家族は喜んでくれるかと思いきや個別の事情によってはそうでもなかったり、世間からは気味悪がられたりしてしまう。主人公は自殺したことになっているが自殺するような理由に心当たりがなく、本当は殺されたのではないかと考え真相を追っていく。命とは、人生とはと考えさせられてしまう話。
『僕の大好きな妻』 ★★★
ちょっとおっちょこちょいだけど可愛い妻、と思っていたら、実は発達障害だったということが発覚。普通の?人ができることをできないから、周りからは面倒がられるのもわかるし、でも差別しちゃいけないし、難しいなと考えさせられる。
有名な武将と名前が似ているだけの小物の武将とその家臣たちが繰り広げるドタバタコメディ。馬鹿馬鹿しさが楽しくはある。
刑事なのに事件は解決せず、事件の周りで起きている些細なトラブルに注目するという、これまたバカバカしいコメディ。なんとなく「LIFE!」のテイストと似ているなと思ったら、脚本家が同じでした。
『プリズム』 ★★★
主人公は夢は持っていたけど実現の見込みは薄く、父親は実は同性愛者で、離婚して現在は男性と暮らしている。バイト先で仲良くなった男が、これまた以前好きだった人は同性だった等、LGBTをテーマの一つとしつつ、人生全般の難しさを描いたドラマ。ほんと、コメントするのも難しい。
『あなたのブツが、ここに』 ★★★★
主人公はシングルマザーでキャバクラで働いていたがコロナで休業になり、当面の生活のため宅配ドライバーを始める。客の中には無茶を言ってくる者もいるが、それについて先輩社員(津田)が「みんな苦しんでるんや(コロナのせいで)」と言うのを聞いて、本当にそうなんだよな。みんな、だからこそ尚更辛いな、と思ってしまう。仁村は地上波ドラマの主演は初だと思うが、なかなか魅力的な女優ではないだろうか。
家が裕福でないため大学にも”正式には”通えなかった女性が、インターネット上に「誰でも学習できる仮想空間」を作りたいと、起業して奮闘する話。題材は今時で良いようにも思えるけど、トラブルが発生してもわりと簡単に解決したりして、重みのようなものは感じられない、おそらく記憶には残らないドラマ。
人の目を見るだけでその人の感情がわかるという特殊能力を持った女性刑事が事件を解決していく話。その部分は非現実的だが、普通に事件ものとしてそこそこ楽しめた。松井玲奈が全く視線を動かさないのがすごいと思ってしまったが、何か撮影上の秘密があるのかな?
『量産型リコ』 ★★
仕事に情熱が無く、ランチだけを楽しみに出勤していた女性社員が、ある日たまたま見つけた模型店に入りプラモを作ってみたら仕事も活かせて楽しくなってきた、という話。プラモ好きな人が考えたんでしょうなぁw 個人的には田中要次さんがかっこいいだけのドラマ。
パイロット、管制官など、航空業界で働く人々を描いたドラマ。飛行機が飛ぶには本当に多くの人が関わってるんだなぁとは思うが、話の中心はやっぱり恋愛だったりする(苦笑)
『トモダチゲームR4』 ★★★★
仲良し5人組がある日突然「トモダチゲーム」なるものに強制参加させられてしまい、クリアすれば賞金が出るが、失敗すると多大な借金を背負わされるという。ゲーム運営者の目的は? 本当の裏切り者は誰なのか? と毎回考察できるのがとても面白い。
『オールドルーキー』 ★★★
引退したサッカー選手の第二の人生を描く。現役に対する未練を背負ったままスポーツマネジメントの会社で働く主人公の悲壮感が綾野に似合っていたかも。悪くはないけど、話数が少なかったこともあって、”日曜劇場にしては”ちょっと物足りなさを感じた。
『テッパチ!』 ★★
自衛隊の話。訓練に救助活動に、自衛隊員さんって本当に大変だな、お疲れさまです。と思うが、やっぱり話の一番中心になるのは恋愛だったりするw
『恋に無駄口』 ★★ (首都圏では春に放送)
奥野壮、小栗有以、上島竜平 他
高校生たちのもどかしい恋愛模様を描いたラブコメ。この手のモノは基本的には好きじゃないんだけど、この高校生たちはあまりにも可愛らしすぎてちょっとほっこりした。
自分を良く見せることに必死な弁護士と、生真面目すぎるパラリーガルがコンビを組んであらゆる案件を解決していく。最初の事件で助けた青年が「ここでアルバイトさせてほしい」と言ってきて、やがて石子と恋愛関係になったり? 扱う案件が「ファスト映画」みたいな今時のものが多いのも面白かった。
『競争の番人』 ★★★
公正取引委員会を題材としたドラマ。普段あまり注目されないところを扱った意義は大きいと思うが、ドラマとしては平凡かな。坂口はこういう飄々とした役が似合う。また主演の二人と並んでしまうくらい小池の存在感がすごいw
『魔法のリノベ』 ★★
タイトルどおり、リノベーションをテーマとした話だが、コメディとシリアスのバランスが良い、と言ってあげたいところだが、どちらも中途半端という印象。主人公たちが働いている会社を恨んでいる原田の演技は良かった。
『赤いナースコール』 ★★★
秋元康企画原作のミステリーだが、『あな番』や『真フラ』ほど話題にならなかったのはやはりテレ東だからか。殺し方が残虐すぎて、番組冒頭に注意書きが出るくらいなので、苦手な人には耐えられないかも。最後の終わり方はいまいちスッキリしないw
『先生のおとりよせ』 ★ (首都圏では春に放送)
作品を共同製作する小説家と漫画家の二人の中年男。いつも些細なことで喧嘩ばかりしているが、喧嘩するほど何とやらで実は相性ピッタリなのかも? そしていつもお取り寄せの美味しいものを食べて仲直り、という、グルメ+おっさんずラブ?ドラマ。
『家庭教師のトラコ』 ★★★
合格率100%、月謝は各家庭で決めてよい、という奇妙な家庭教師が3組の家庭に赴き、それぞれの問題を解決に導いていくが、彼女は実は何かを企んでいる・・・ というところまではとても面白かったのだが、企みの内容が判明したあとは普通の家庭教師になってしまい、なんじゃそりゃという終わり方だった。
草川拓弥、西垣匠、奥智哉 他
所謂BLモノ。私が見る必要は全く無かった。何故か最後まで見てしまったが、時間を無駄にした気しかしない(苦笑)
『純愛ディソナンス』 ★★★
女子高生と教師が仲良くなりかけたのだが、そのことが世間にバラされてしまい、生徒の母親が学校に乗り込んで大騒ぎ。教師は辞職し二人は離れ離れ。しかし数年後に偶然再会して、今度こそ愛を貫こうとするが・・・ 主人公の義父(光石研)がゾクゾクする悪人ぶりだった。
『初恋の悪魔』 ★★★
刑事二人に「警察の事務員さん」と呼ばれる総務課や会計課の職員が混じった4人で「自宅捜査会議」を開いて事件を解決していくという風変わりな事件もの。まあそこそこ楽しめたかな。
『個人差あります』 ★★
生死を彷徨った夫が、意識を回復したら女になっていた。全国で一定数発生しているというこの「異性化現象」、元に戻った人は存在するのだが、どうやって戻ったか聞くと一様に口を閉ざす。彼は男性に戻ることができるのか、妻は「女性になった夫」を変わらず愛することができるのか。非現実的な話ながらも、「性って何だろう」と考えさせられた。
永瀬廉、山田杏奈、柄本明 他
戦国武将のクローンが高校生となり、日々バトルを繰り広げるという漫画の実写化。まあバカバカしいのだが、終盤の展開は熱いものがあったかな。
『超特急、地球を救え』 ☆(0)
超特急、川上凛子 他
アイドルグループ「超特急」の日常を描いた?ドキュメンタリー風フィクションドラマ。『真夜中にハロー』とノリが似ていると思ったら、同じ脚本家でした。何だろう・・・こういう”上り調子とは言えないアイドルグループを出演させてとにかくドラマっぽくした”ようなモノって、アイドルの事務所側から作ってくれと頼まれるんですかね? テレビ局側としては制作費安く済むんだろうけどw これで新しいファンを獲得できるとも思えない内容で、既存のファンが喜ぶだけかも。
『僕の姉ちゃん』 ★
同居する姉と弟の生活を描く。姉の言うことは一理あるような、よくわからないような・・・ このドラマを見ること自体、意味があるような無いような・・・(苦笑) まあ、登場人物少ないので安く作れるのでしょうw
『六本木クラス』 ★★★★
父親を殺され、自身も刑務所に入れられた男の復讐劇。復讐だけで終わったら空しいけど、その道の中で芽生える愛や友情もあったりして、なかなか感動的なのではないでしょうか。出演者のスキャンダルは残念だけど、それはそれとして役者としては申し分ない人ではあるので、世間が許してくれたらまた戻ってきてほしいね。光石さんはこちらでは『純愛~』とは真逆のめっちゃ良いお父さん役。どっちもすごくイイ!
『ちむどんどん』 ★★★
NHK朝ドラって概ね好評なものだと思うけど、今回はSNSを見ている限り「何一つ共感できない朝ドラ」などと、批判的な意見が多かったですね。それもちょっとわかる気がしますが、終わってみるとまあまあ良い形に落ち着いたような? ずっとダメダメだった「にいにい」も、最後は真面目に働いてくれる気になったみたいですしねw
継続ものに関しては詳細は省略しますが、
『刑事7人』 ★★★
『警視庁強行犯係 樋口顕2』 ★★
『遺留捜査』 ★★★
といったところでしょうか。
というわけで、今期一番面白かったのは・・・
ほぼ同点ですが、あえて一つだけにするとしたら
『あなたのブツが、ここに』
でしょうか。
このコロナ禍で起こりうることが凝縮された感じで、ひたすら頷ける話でした。深刻な内容とリンクした歌詞のテーマソングに合わせて出演者たちが元気に踊るのも、頑張ろうという気にさせてくれました。
同点2位が
『石子と羽男』
『六本木クラス』
4位が
『トモダチゲームR4』
としておきましょう。
2021冬ドラマの感想
いつものように3行まとめで。
今期は、少なくともゴールデンタイムのドラマは「全く面白くない」というものはほとんどなく、なかなか当たりのクールだったと思います。
『真夜中にハロー』 ☆(0)
(木)24:30~ テレビ東京系
母娘で運営するゲストハウスに各回悩みを抱えた客が訪れるが、突然目の前にハロプロメンバーが出現し歌って踊るのを見ると、何か吹っ切れた?ような気になって?帰っていくという話。そんなんで悩みが解決したら苦労しないわ! ハロプロの宣伝のために作ったとしか思えないドラマ。
(水)24:30~ テレビ東京系
仕事をきっちり終わらせて定時で帰る部長と、他人の仕事まで引き受けて毎日深残業する女との恋愛もの。内容はどうということはない。中村がこういう真面目な女の役演じるのは珍しいなというのと、竹財が主役級で出ているドラマで面白かったのは1つも記憶にないなということだけw
(水)22:00~ 日本テレビ系
「今期のGTのドラマはハズレがない」と言いましたが、あえて順位をつけるならこれが最下位かな。でも全く面白くないというほどでもなくて、仕事において、使われるより使う立場のほうが難しい、なんていう部分は共感できましたし、高畑と松田は相変わらず上手いなぁと。
『となりのチカラ』 ★★★
(木)21:00~ テレビ朝日系
優柔不断なくせにご近所のことが気になって首を突っ込む男。最終的に問題解決に貢献するのはしっかり者の妻であるというところが可笑しくもあり、ほっこりもでき、近所の人たちの問題はありそうな事ばかりで他人事ではないと考えさせられる部分もある。
『ファイトソング』 ★★★
(火)22:00~ TBS系
恋愛ものだけど、主人公は「いずれ耳が聴こえなくなるだろう」と言われており、聴こえている間の思い出作りとして、それまでしてこなかった恋愛をお試しでやってみることになる。ただただラブラブなだけでなく、シリアスな要素もあるところが良いね。
『シジュウカラ』 ★★★
(金)24:12~ テレビ東京系
旦那とうまくいっていない39歳の女性漫画家が、若い男をアシスタントとして雇い、取材の名目で半分デートのようなことをしていたが、実はその男は旦那の浮気相手の息子だった。その男にも人に言えない秘密があったりと、なかなか興味深い話。
『おいハンサム!』 ★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
恋愛などで悩む娘3人に対して、ハンサムな父親が人生のヒントを与えるのだが・・・例えがいちいちわかりにくいw 「ネギは使い切ることなんかできないんだ」とか、何の話なんだとw まあそれが滑稽で面白かったり、娘たちの事情もあるあるだったり。
(土)23:00~ テレビ朝日系
校長が「男子は顔が全てだ!」(文武両道ではなく)「面武両道を目指せ!」と言い切ってしまうとんでもない学校の話。企画原案が秋元康ということで、何かすごい仕掛けでもあるのかと思って見ていたが特にそういうこともなく、ただのバカバカしい学園ドラマだった。イケメン好きな女子向け。
『妻、小学生になる。』 ★★★★★
(金)22:00~ TBS系
10年前に妻を亡くし死んだように生きている男とその娘の前に現れた一人の小学生が「私は貴方の妻、生まれ変わったの」と言う。科学的にありえない話だと思いつつ、それでもこのまましょぼくれて生きていくより、信じたほうが幸せなのではないかと考えるが・・・ 感動、驚き、ちょっとした笑いまで全てが詰まった傑作。
『ケイ×ヤクーあぶない相棒ー』 ★★★★
(木)23:59~ 日本テレビ系
監禁動画が残され死亡認定された女性公安捜査官。その真相を確かめるため、後輩捜査官と現ヤクザの彼女の弟がタッグを組む。事件のカラクリも複雑で面白かった。栗山千明は今作のような役が一番似合うと思う。悪い奴が1人捕まっていないのでちょっとすっきりしない点も。(続編があるかもしれない?)
(土)23:30~ テレビ朝日系
小瀧望(ジャニーズWEST)、葉山奨之、大西流星(なにわ男子) 他
最近多い「美味しいものを食べると悩みが解決する」という作品の一つ。さらに店主たちがイケメンということで、一粒で二度美味しい? まあこういうのが需要がある時代なんでしょうなぁ。個人的には全く面白いと思えないけど。
『ミステリと言う勿れ』 ★★★★
(月)21:00~ フジテレビ系
主人公は刑事でも探偵でもないただの大学生。ただ観察眼と推理力に優れているだけ。事件になんか関わりたくないのに、なぜか毎回偶然巻き込まれたり、刑事から協力要請を受けたり。タイトルで「言う勿れ」ってあるけど、でもやっぱりミステリーものの一種ではある。面白かったけど、最終回の最後は「これからが本番!」というところで終わっており、続編は何らかの形で間違いなくあるだろう(無かったらおかしい)
『逃亡医F』 ★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
殺人の容疑をかけられた天才医師が逃げ回りながら行く先々でそのへんにある道具を使って手術などを行い患者を助けてまた逃げるという、医療+ミステリーもの。見ている最中はどうなるのかハラハラドキドキだったけど、終わってから振り返ると「なんじゃそりゃあ」という気もしてしまう。安田顕さんのマッドサイエンティスト役が似合ってる。
『ゴシップ #彼女が知りたい本当の○○』 ★★★★
(木)22:00~ フジテレビ系
ネットニュース編集長の主人公が、真実を突き止めつつPVを稼ぐという使命も達成していく。悪事が暴かれていくところが痛快。彼女を編集長に抜擢した役員役が安藤ということでこれは何かあるなと思ったらやっぱりっていうねw 溝畑淳平が初めて格好良く見えた。
『愛しい嘘~優しい闇~』 ★★★
(金)23:15~ テレビ朝日系
中学の同級生たちでついた嘘が新たな嘘を呼び、やがて死者が相次いでいくというサスペンス。内容的にもキャスティング的にも深夜では勿体ないくらいだなと思う部分と、でも何かもう一歩足りない気もしてしまう。
『DCU』 ★★★
(日)20:00~ TBS系
深海に潜って事件の手がかりを見つけ出すことを得意とする海上保安庁のチームの話。最初は「日曜劇場にしてはいまいちかなぁ」と思ったけど、3話から面白くなった。今回の主犯は捕まったけど犯罪者は1人逃げているので、何らかの形で続きがありそう。(最近流行りの劇場版でパターンかな・・・)
『真犯人フラグ』 ★★★★
(日)22:30~ 日本テレビ系
秋元康ら『あな番』スタッフによるミステリー第2弾。『あな番』は結末に限って言えばがっかりだったが、今回はまずまず納得のいくものだった。常に「こいつが真犯人じゃないか」と思わせる怪しい行動がてんこ盛りだけど、そのほとんどがダミーなんだよねぇ。それらに引っかかって悔しくなるところが面白いところだったり。
『ドクターホワイト』 ★★★
(月)22:00~ フジテレビ系
医療の知識以外ありとあらゆる知識と感情を持たない女と、彼女の周辺で起こっている事件の謎を追うこれまた医療+ミステリーもの。最終的にちょっとSFチックな話になってしまったが、まあまあ面白かったかな。
『恋せぬふたり』 ★★★
(月)22:45~ NHK総合
恋愛をする気はないが気が合う男と女が、恋愛や結婚といったことを抜きに「家族」として一緒に暮らそうとする。しかし周囲からは「男と女が恋愛感情無しで同居するなんておかしい」とか「早く結婚しなさい」と言われてしまう。幸せの形は人それぞれだということを訴えるNHKらしいドラマ。
『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子』 (首都圏では2021年放送) ★
(月)24:00~ テレビ東京系
周囲から才色兼備と思われている女が、年下の男から「好きな人に告白したいので、その前に恋愛指南をしてほしい」と頼まれるが・・・ 実はこの女、仕事ができるのは本当だが私生活はだらしなく、恋愛経験もほぼゼロだったという話。主人公のキャラが栗山の素に近いところが面白いが、話はどうということはない。
というわけで、今期一番面白かったのは
『妻、小学生になる。』
ですねぇ。最高でした!
次点で
『ミステリと言う勿れ』
『真犯人フラグ』
『ゴシップ』
『ケイ×ヤク』
『DCU』
『恋せぬふたり』
といったところ。
笑えたという点では、
『おいハンサム!』
『となりのチカラ』
も見る価値はあるかもしれません。
2021秋ドラマの感想
いつものように3行まとめで。
『正義の天秤』 ★★★
(土)21:00~ NHK総合
亀梨演じる、脳力は高いけど傲慢な弁護士と、彼に振り回される人たちの話。『あな番』の奇人役で注目され『のの湯』でほんわか天然役も演じた奈緒、真面目な弁護士役も悪くない。ドラマとしてもまずまず楽しめたけど、これといった決め手に欠ける感じ。
『スナックキズツキ』 ★★★
(金)24:12~ テレビ東京系
原田知世 他毎回ゲスト
何かしら悩みを抱えた者がとあるスナックを訪れ、悩みを打ち明けスッキリして帰っていくという話。最近こういうドラマ多い気がする(苦笑) それだけ悩みを抱えた人が多いということなんだろうか。ちなみにこのスナック、酒類は一切置いていないらしい。
道枝駿佑(なにわ男子)、目黒蓮(Snow Man)、福本莉子 他
主人公は同級生の女の子が好きで、その女の子は別の男子が好きで、その別の男子は自分のことが好き(BL)? これが本当の「三角関係」? みたいな話。せーしゅんだなー、とは思うw
『痴情の接吻』 ★
(木)25:20~ テレビ朝日系
こちらは普通の三角関係もの? 主人公たちは現在同棲しているが、彼の愛が重すぎる?(なおかつ、夜の趣味がちょっと変態w) そして女に一方的に思いを抱く別の男、といった話。まあどうということはないw
『初情事まであと1時間』 ★★
(木)25:00~ TBS系
タイトルどおり、”アレ”に至るまでの話を描く、1話完結オムニバスドラマ。何らか特殊な事情にある男女が主人公なので、例えば「ドール好きの男女がドールに見られながらする」なんて話はちょっと興味深かったが、全体的には必見というほどのものではない。
『言霊荘』 ★★★
(土)23:00~ テレビ朝日系
口にしたことが現実になってしまうアパート。ハッピーな事なら良いが、「あいつ消えてくれたらいいのに」なんて言ってしまうとその者が死んでしまう、というホラーストーリー。秋元康原案。霊媒師役の斉藤由貴が似合うなw
『お茶にごす。』 ★
(木)24:54~ テレビ東京系
『今日から俺は!』原作者の別の作品を実写化。中学の頃ヤンキーだった主人公が「もうケンカはしない」と誓い、茶道部に入部するが・・・ という話。『今日から俺は!』は面白かったが、こっちはそれほどでもない感じ。キャストの問題か、撮り方の問題か。
『アンラッキーガール』 ★★
(木)23:59~ 日本テレビ系
とにかくツイてない女3人。中でも主人公(福原遥)にはこれでもかとばかり不運が訪れるが、「不運な出来事も楽しんでるから不幸ではない」というポジティブ?(天然?)さん。福原はこういう役のほうが似合うね。少なくとも刑事よりはw 似合うと言えば、怪しい占い好きの男役の生瀬勝久さんも。
(月)25:30~ TBS系
飯沼愛、坂東龍汰、坂井真紀 他
「イケメンの転校生が来る!」と学校中で話題になるのだが、初日から体調不良で来ていないと。その後何日経っても誰も姿を見かけなかったのだが、定期試験の結果はトップだと。どういうことなの?という謎がちょっと気になったが、途中から他の番組と時間が重なってしまったので残念ながら視聴中断。
『ミナミの帝王 ZERO』 (近畿圏他では2019年に放送されたもの) ★★
(木)24:55~ フジテレビ系
小林豊(BOYS AND MEN)、太田夢莉(NMB48)、トミーズ雅 他
萬田銀次郎が「ミナミの鬼」と呼ばれるようになる以前の若かりし頃を描いたもの。うーん、小林がぜんぜんダメというわけじゃないけど、他の作品と比べると銀次郎の迫力が感じられないというか・・・ドラマ全体としても安っぽく見えてしまう。個人的にはミナミの帝王は千原ジュニアのやつが好きだな。
(水)24:30~ テレビ東京系
大原櫻子、櫻井海音、西村まさ彦 他
小学校の非常勤講師をクビになってしまった女が俳優のマネージャーを務めることになるが、この男が小学校時代に大嫌いだったウソばかりつく男子だった! というラブコメ。内容的にもどうということはないし、大原櫻子が個人的にどうも好きになれない(苦笑)
『顔だけ先生』 ★★
(土)23:40~ フジテレビ系
自他共に認めるイケメン(自分で言うなよw)の非常勤講師がやってきたが、良いのは顔だけで、人間的には非常識極まりない男だった。しかしその非常識な言動がなぜかいつも問題を解決してしまうという話。非常識な行動という意味では『GTO』もそうだが、あれほどの感動は無い。内に秘める思いの違いかな?
(月)22:45~ NHK総合
阿佐ヶ谷姉妹(木村多江、安藤玉恵)、いしのようこ、研ナオコ 他
タイトルのとおり、阿佐ヶ谷姉妹のなにげない同居生活を描くだけ・・・と最初は思ったが、後半になるとミホの母親が「あなたもそろそろ結婚したら?」と言い始めて、家族とは何か、幸せの形は人それぞれ違うものなのではないか、というテーマが見えてくる。このへんがNHKで放送する動機になったんだろうね。
(水)22:00~ 日本テレビ系
タイトルどおり、ヤンキーの青年と視覚障碍者の恋愛模様を描く。濱田祐太郎が出てきて視覚障碍者の現実を解説するパートなどもあって、理解が深まって良い。しかし恋愛ものとしては平凡かな。だいたい予想通りの展開だったしw
『ラジエーションハウスⅡ』 ★★★
(月)21:00~ フジテレビ系
目立たないけど実は大活躍している放射線技師たちの話。医療云々よりも、個性的なメンバーたちの絡みが面白い。今年春には劇場版が公開されるけど、それで完全に終わってしまうのかな? 長期シリーズにもできなくないくらい面白いけど。
『アバランチ』 ★★★★
(月)22:00~ フジテレビ系
警察が追及することのできない悪人を違法な手段で追い詰めて自白させる裏組織「アバランチ」。彼らの本命ターゲットは、自らの野望のために自作自演テロを起こした内閣官房副長官だったが・・・ 強大な権力によって逆にアバランチが追い詰められていく展開がとても面白い。
(火)22:00~ TBS系
本当に好きな人に気持ちを悟られないために偽装結婚しようとする男と、「おひとり様上等!」だけど金に困ってしまった女が結婚して・・・という話。最初は嘘だったけど本当に好きになってしまうパターンよね。まあどうってことないっすね。
『SUPER RICH』 ★★★★
(木)22:00~ フジテレビ系
幼い時に両親を失ったがお金にだけは困らなかった女。事業も立ち上げ順調かに見えたが、長年のパートナーに金を持ち逃げされ一転金に困るようになる。自分を慕ってついてきてくれる社員たちと再起を図るが・・・ 貧乏学生と結婚しちゃったり、実は他の男性社員や女性社員からも愛されてたりっていうモテっぷりも面白い。
『日本沈没』 ★★★★★
(日)21:00~ TBS系
ベストセラー小説で過去には映画化もされているが、私は全く見たことが無かったので、新鮮な気分で楽しめた。天才だがマイペースな地震学者を演じる香川照之と、主人公と公私ともに?心強いパートナーとなる杏の存在感が際立っていた。
『和田家の男たち』 ★★★★
(土)23:15~ テレビ朝日系
新聞、テレビ、ネットニュースとそれぞれマスコミ関連の仕事に携わる男3世代が同居する様子を描く。父(佐々木)が追っている母の死の真相を解明していくところなどシリアスな部分もあり、主人公(相葉)が料理上手で父と祖父に食事をふるまうシーンや3人の恋愛もあったりして、いろいろ楽しめるドラマ。
『最愛』 ★★★★
(金)22:00~ TBS系
『Nのために』の奥寺佐渡子や『リバース』の清水友佳子が脚本を手掛けたサスペンスドラマ。愛するがゆえに、罪を犯したり庇おうとしてしまう人々を描き、愛というものが最大限まで重くなるとそういう行動につながることもあり得ないとは言えないのかなと思ってしまう、ある意味苦しくなる作品。
『二月の勝者』 ★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
中学受験塾の様子を、新米講師(井上)の視点から描く。実質的な主役である黒木(柳楽)は「生徒たちはお客様」と言い切るなど一見ビジネスライクに見えるが、生徒一人一人のことをよく把握しており、夜には別の顔を持っているというところが面白い。
『青天を衝け』 ★★★
(日)20:00~ NHK総合
渋沢栄一については教科書レベルの知識しかなかったので、どんな人物だったのかよくわかって良かった。晩年まで描くので吉沢では外見的にちょっと若すぎるのは否めないが、それでも歳をとったらそれなりに重みのある話し方を心がけるなど精一杯頑張っていたと思う。
長期継続ものはコメントは省略するけど、★は
相棒 ★★★★
ドクターX ★★★★
科捜研の女 ★★★
ってところかな。
ドクターXの大門さん、最後にプロポーズされたのに気づいてなくて?(わざとかもしれないが)、空港じゃなくて寿司屋に行ってたのは面白かった。
というわけで、今期一番面白かったのは
『日本沈没』
次点で
『最愛』
『アバランチ』
『SUPER RICH』
『和田家の男たち』
といったところでしょうか。
2021夏ドラマの感想
夏のドラマも、変則クールのもの以外は終わったので、いつものように3行まとめで。
『彼女はキレイだった』 ★★★
(火)21:00~ フジテレビ系
小学校のときは才色兼備の女子と太目で冴えない男子だったが、大人になって立場が逆転。会うのが恥ずかしいからと親友に身代わりを頼んだら、それが原因で三角関係、そして四角関係に・・・というラブコメ。内容的には大したことないけど、主題歌のメロディだけ妙に刺さった。
『ただ離婚してないだけ』 ★★★★
(水)24:10~ テレビ東京系
北山宏光(Kis-My-Ft2)、萩原みのり、中村ゆり 他
奥さんが「子供が欲しい」と言っても「そんなもんいらねぇんだよ!」とキレて、浮気をしているクズのような男。しかし、男にとってはストレス解消の遊びでも浮気相手の女(萩原)は本気で、惨劇に発展してしまうというサスペンス。その後もさらに恐ろしいことが続き、毎回ドキドキハラハラでした。タイトルの本当の意味は最後の最後にわかります。
『ボクの殺意が恋をした』 ★★★
(日)22:30~ 日本テレビ系
育ての父が実は殺し屋で、その男が殺されちゃって、殺したのが表向きは人気漫画家で裏の顔が殺し屋の女で、敵討ちで殺そうとしたが、その女はまた別の殺し屋に殺されそうになっていて、結局は殺すどころか助けてしまう、というややこしい話w そもそも育ての父を殺したのは本当にその女なのか? また育ての母の正体は?など、謎だらけなところがそこそこ面白かったですね。
『推しの王子様』 ★★
(木)22:00~ フジテレビ系
乙女ゲーム制作会社の女性社長がある日突然知り合った男は、見た目は理想の男性そのものだけど、中身がどうしようもないダメ男で・・・という話。ストーリーは大したことないけど、元々は深田恭子が主演予定だったらしく、深田だったらどんな演技をしていたかなという視点で見ていましたw
『#コールドゲーム』 ★★
(土)23:40~ フジテレビ系
隕石? 羽田美智子? 家族? 『隕石家族』の続編か? と思ったけどそうではなく、今回は隕石が落下してしまった後の地球を舞台とした別のお話。マイナス45度の世界で避難所で暮らす主人公たちだが、救出の順番は「優秀な家族から」と聞き、本当は他人の4人が偽装家族を演じる。いろんなことがあったけど、終わってしまうとどうでもよかった感があるw
『3Bの恋人』 ★★★
(木)25:20~ テレビ朝日系
絶対に付き合ってはいけない男の職業と言われる「美容師、バーテンダー、バンドマン」。主人公の女は、その3B全員が暮らすアパートの臨時大家を任されてしまうという話。後に4つめの「B」も登場するのだが・・・ ラブコメとしてはまあまあ面白いほうなんじゃないでしょうか。
(木)24:35~ フジテレビ系
寛一郎、金子大地、柳ゆり菜 他
『GTO』の鬼塚たちが高校生の頃の話。主題歌や劇中歌にT-BOLANなどの90年代ヒット曲が使われていて懐かしいが、話の内容はいまいち。元々はアマゾンプライムで放送されていたもので、全8話あるはずなのだが、今回は何故か4話分しか放送されなかった。(残りはアマプラに加入して見ろということかな?)
『半径5メートル』 ★★
(金)22:00~ NHK総合
女性週刊誌の編集者が主人公で、タイトルは「身近な問題」を意味する。取るに足らないような内容の記事でも、間違った伝え方をすると誰かの人生に多大な影響を与えてしまう、というようなことを描いている。NHKは過去にも『フェイクニュース』なんていうドラマを放送したことがあるが、自戒の意味も込めているんでしょうかね?
『RISKY~復讐は罪の味~』 ★★★
(木)25:00~ TBS系
オンライン漫画サイトでランキング1位を獲得した人気漫画の実写化ドラマ。姉を自殺に追い込んだカップルに対して罠を仕掛け、社会的・精神的に追い込んで復讐を果たした、と思ったが、なんとその時に、死んだはずの姉が目の前に現れる、という話。道中面白かったが、ラストがなんだかスッキリしない(苦笑)
『にぶんのいち夫婦』 ★★
(水)24:40~ テレビ東京系
「夫が浮気をしている」と感じ始めた主人公は、子供ができれば自分のほうに戻ってきてくれるかもしれないと妊活を始めるが、夫は乗り気じゃなかったり。やがて浮気の真相が明らかになるが、その相手が最悪の人物だった? うーん、全然ダメというわけではないけど、ちょっと何か物足りない気がする。
(木)24:40~ テレビ東京系
主人公が愛して止まないチェーン店の飲食物、略して「チェンメシ」をポッドキャストで紹介するというもの。ドラマとしてはくだらないんだけど、確かにチェンメシは美味しいw
『IP~サイバー捜査班』 ★★★
(木)20:00~ テレビ朝日系
タイトルのとおりの内容で、ストーリーもまずまず。だけど、福原遥と堀内敬子、これほど刑事役が似合わない女優もいないと思うがw まあいろんな役に挑戦するのは本人たちにとっては良いことなんだろうね。
『ソロ活女子のススメ』 ★★★
(木)25:10~ テレビ東京系
江口のりこ 他
江口演じる出版社の契約社員が、好きなときに好きな場所でひとりの時間を楽しむという話。私は一人でほぼ何でもできてしまうので何とも思わないけど、世の中には「一人で出かけるなんて考えられない!」という人もいるようで。まあ人それぞれってことですなぁ。毎回実在の店舗や施設に足を運ぶので、お役立ち情報番組でもあります。
(木)23:31~ テレビ朝日系
なにわ男子、Aぇ!group、Lilかんさい 他
全くタイトルのとおりの内容で描くオムニバスドラマ。どうということはない内容で、ジャニーズの若手を使うためだけのドラマとしか思えませんでした。
(水)22:00~ 日本テレビ系
交番勤務の婦警が毎回ドタバタ劇を演じる漫画の実写化ドラマ。まあ暇つぶしくらいにはなります。警察官も大変だよねぇ・・・
『おじさまと猫』 ★★
(月)24:00~ テレビ東京系
妻に先立たれ寂しさを抱えながら生きていた、元ピアニストで現在は音楽学校の講師をしている男が、ペットショップで売れ残っていた猫に一目惚れし、一緒に暮らし始めるという話。猫はブサイクなのだが、声を演じるのが神木君なので可愛く感じてしまうw
『プロミス・シンデレラ』 ★★
(火)22:00~ TBS系
二階堂ふみ、眞栄田郷敦、岩田剛典 他
「夫が不倫?」とショックを受け家を飛び出してしまった専業主婦。持ち金も掏られて、職無し宿無し無一文に(苦笑) 野宿をしていた公園で出会った金持ちの高校生から「ミッションを達成したら金をやる」と言われ無理難題に挑戦することになるが、やがてその高校生と相思相愛?になり、さらにその兄や、夫の不倫相手?なども絡んでくるラブコメ。現実感は感じないですね。暇つぶし程度で。
(土)23:40~ テレビ東京系
竜星涼 他各話ゲスト
同名のバラエティ番組をドラマ仕立てにしたもの。リポーター(ディレクター)役が竜星涼であることや、各話に登場するのが有名俳優であることを除けば、元の番組と見分けがつかないくらい。試みとしては面白いがドラマとしては、毎週イイ話ではあるものの大したことはない。
『ボイスⅡ 110緊急指令室』 ★★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
前作が好評だった警察モノの続編。相変わらずスリリングで面白いし、今回は首謀者役が安藤で、こういう役が本当に似合っていると感じた。ただ、”あの人”が死んでしまった以上、続編はたぶん無いし、あってももう見たくないかなと思う。
『漂着者』 ★★★★
(金)23:15~ テレビ朝日系
秋元康原作。全裸で浜辺に漂着した男が、”描く絵”で間もなく起こる凶悪事件などを予言してしまう。本人は「第六感だ」と言うが、本当にそうなのか。それとも何か裏があるのか? 身元引受人として現れた男が新興宗教の人っぽかったり、「1400年前に彼と婚約した」と言う女が現れたりと、奇妙なことだらけ。ところがそれらの謎も解明されないまま「Season1 終」と出て消化不良感。Season2はいつどこで放送されるのか? まさか有料系じゃないだろうな?w
『#家族募集します』 ★★★
(金)22:00~ TBS系
SNSで募集をかけ、シングルファーザーorマザーたちが集まって、助け合いながら暮らしていくという話。みんなイイ人たちばかりで、こんな人たちとなら共同生活してもいいかなと思ってしまう、心温まるホームドラマ。
(土)23:00~ テレビ朝日系
テレ朝は毎週日曜朝に戦隊モノやってるんだから、こんな時間にまで戦隊モノやらなくてもいいのに・・・と思ってしまう。結局ジャニーズの若手に活躍の場を与えるためだけのドラマにしか見えない。ヒーローに変身する主人公たちが高校生なので自転車で登場するところだけは笑えたが、面白かったのはそれだけ。
『ナイト・ドクター』 ★★★
(月)21:00~ フジテレビ系
夜間専門で働く救命医たちの仕事っぷりと友情を描いたドラマ。昼間の医師から「お前たちは俺らが休息をとって良い仕事をするための”スペア”だ」なんて言われる。しかし、夜間専門ではないにしても夜間に勤務しているお医者さんたちがいることは事実なわけで、このご時世特に感謝しなければいけないと思った。ドラマとしてもそこそこ楽しめた。
『TOKYO MER ~走る救急救命室~』 ★★★★★
(日)21:00~ TBS系
手術室を備えた専用車で災害現場などに赴く救命チームの活躍を描いたドラマ。彼らの使命は「死者を一人も出さないこと」と言われ、連続で達成していくが、とうとう出てしまった唯一の死者があの人だなんて・・・ 見どころは数えきれないくらいあったが一つ挙げるとしたら、MERを創設した都知事と対立しながらも最後の最後には「人命が第一だ」とMERを正式に認可した大臣に感動しました。これも続編を期待する声が多いが、やはり主要人物の一人が亡くなってしまったその後の話は見たくないなと個人的には思ってしまいます。
(水)24:40~ テレビ東京系
曜日ごとに男をとっかえひっかえしている女と、その周囲の人たちの話。内容はしょうもないので違う話をすると、仮面ライダーの主演俳優はほとんどがその後成功しているが、逆にヒロイン役はことごとく消えている。内田理央は例外的に成功している女優の一人ですね。
(関西テレビにて2019年、BSフジにて2020年に放送されたもの)
森田哲也、岡崎紗絵 他
若手女流作家の担当になった主人公の男が、作品のネタのために「喪女」を探して、毎回その女性とイイ感じになるんだけど・・・という話。そこそこ笑えるので見てもよかったんだけど、他のより優先すべき番組と重なってしまったので視聴中断。
『刑事7人』、『緊急取調室』などの継続モノは感想は割愛。星はいずれも★★★。
というわけで、今期一番面白かったのは圧倒的に
『TOKYO MER ~走る救急救命室~』
次点で
『ただ離婚してないだけ。』
『ボイスⅡ』
といったところでしょうか。
続きが地上波で放送されるなら
『漂着者』
も面白いのですが、どうなるんでしょうね。
あとは★3のものは、時間を費やした価値くらいはありました。
2021春ドラマの感想
春のドラマも、変則クールのもの以外は終わったので、いつものように3行まとめで。
(土)23:00~ テレビ朝日系
「物の声が聞こえる」という少女は母親から「あんたは普通の子と違うんだからあんまり人前に出ていかないように」と言われ、人付き合いが苦手になってしまう。中盤で母親は自分の過ちに気づき反省するが、一方で「普通に良いお兄さん」を装っていた兄は実はずっと不満を貯めていて爆発させてしまう・・・ 優柔不断な兄さんがちょっと面白かったが、全体的にはどうということはない。
(木)24:56~ MBS系
町田啓太、藤原季節、森崎ウィン 他
缶詰を使った料理だけを出すという変わったバーで、その料理が客の悩みを解決するヒントになったりする、という話。わかるようなわからないような・・・やっぱり、ちょっと強引な気がするw 三人のイケメン俳優のファンの方向け。
『マリーミー』 ★★
(木)25:20~ テレビ朝日系
ニートを社会復帰させようということで制定された「ニート保護法」に基づいて、公務員の主人公がとあるニートと強制的に結婚させられる。最初は仕事だからと思っていたが、気づいたら本当に好きになってたというよくあるパターン(苦笑)
(月)23:06~ テレビ東京系
中村倫也 (他毎回ゲスト形式)
移動珈琲店を訪れた悩める女たちがコーヒーを1杯飲むことで、人生のヒントを得て前向きになれる?という話。『西荻窪~』と似てるなw 時間が有り余ってるなら見てもいいけど、そうじゃないので視聴中断。珈琲店の店主が中村倫也であることが全て。
(月)24:05~ テレビ東京系
童貞のまま30歳の誕生日を迎えてしまった男が、突然人の心が読めるようになってしまう。それで結局どうなるのかというと、BLになるらしい。主人公の困惑っぷりがちょっと面白いところはあるが、自分は見なくてもいいかな。視聴中断。
『DIVE!!』 ★
(水)24:00~ テレビ東京系
HiHiJets、馬場ふみか、藤原さくら 他
飛込競技について詳しく解説してくれる場面などもあったりするので、競技に興味が持てる人にはいいかも。ストーリーとしては面白くなりそうな気がしなかったので、私は視聴中断。やはり出演者が好きな人向けであろう。
『捨ててよ、安達さん。』 (首都圏では2020年春に放送) ★★
(木)25:05~ テレビ東京系
安達祐実 他
安達祐実自身が主人公で、彼女が捨てられない「モノ」が擬人化して現れ、安達に「捨ててほしい」と訴えるというドラマ。例えば彼女の代表作のDVDが「同情するなら捨ててくれ!」と言ったりw 実話というわけではないけれど、実際に安達自身がこんなふうに思っていたとしてもおかしくはないなという話でちょっと面白い。
(木)24:35~ 関西テレビ系
「バナナの皮で滑って手から離したナイフが他の人の胸に突き刺さって・・・」とか、今どきコントでも使わないようなネタが出てくるので、そういうコメディなのかと思ったが、これが話が進むと意外にも本格ミステリーになるという。確かに事件のからくりは納得できるものだったが、やっぱりコメディ要素のほうが印象に残ってしまうw
『生きるとか死ぬとか父親とか』 ★★★
(金)24:12~ テレビ東京系
ラジオパーソナリティーの女とその父親の何気ない日常を描いているだけだが、見ていると「幸せな人生って何だろう」と考えさせられる。ラジオ番組の相方の田中みな実が話すのを聞いていて、彼女の本職がアナウンサーであったことを今さら思い出すなど。
(金)22:00~ NHK総合
かなり前から発表されていたが、コロナの影響で放送延期になっていたもの。内容はタイトルのとおりだが、理論的には全くありえないというわけではないらしい(自然妊娠出産では66歳、体外受精では72歳が世界最高記録と言われている。) 妊娠発覚当初は「何かの間違いではないか」と疑ったり、間違いないとわかると「高齢出産は危険ではないのか」と心配したりする夫(小日向)の慌てっぷりが面白くもあり、もし自分ならどうするだろうと考えさせられる。
『カラフルブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』 ★
(木)23:59~ 日本テレビ系
吉川愛が主人公を務め、そのお相手が板垣李光人というラブコメディ。男でも女でもないジェンダーレス男子、今人気がありますよね。時代を象徴するドラマではありますが、お話自体は3話まで見た限りでは面白いものとは思えなかったので視聴中断。
『泣くな研修医』 ★★
(土)23:00~ テレビ朝日系
研修医は医者にあらず、ということで、日々正規の医者たちに嫌味を言われながら雑用を押し付けられ奮闘するお話。しかし実はタイトルの「泣くな」というのは、彼らが仕事が大変で泣きたい、という意味ではなかった・・・
(火)22:00~ TBS系
SNSで10万人のフォロワーをもつ女性が、恋に仕事に奮闘するお話。うん、ごめんなさい。あくまでも個人的にですが、こういうドラマには何も感じないのです。同年代の人だと共感とかするのかもしれませんね。
『理想のオトコ』 ★
(水)24:40~ テレビ東京系
感想は同上(苦笑) 相手役のミツヤス(安藤)の優柔不断っぷりはちょっと面白かったが。
『恋はDEEPに』 ★★
(水)22:00~ 日本テレビ系
同上・・・かと思いきや、主人公(石原)が「私、人間じゃないの・・・」と言い始めた時にはちょっと気になり始めた。まあ、全体的にはそれほど面白いほうでもないが(苦笑)
『コントが始まる』 ★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
お笑い芸人として生きていこうとした3人の男たちだったが、10年やって芽が出なかったら止めるという約束をしていて、実際食べていけるほどにはならなかったため解散を決意する。その3人組を応援していた女(有村架純)など、周囲の人たちを描くドラマ。決定的にどうということはないが、まずまず楽しめた。
(土)21:00~ NHK総合
いつも曖昧なことしか口にしないアナウンサー。バカなのかとも言われていたが実はそうではなく、「今の世の中、何を言っても叩かれてしまう。だから意味のあることをあえて言わない」という、ある意味危機管理能力に長けた男だった。そんな彼が大学の危機管理部門に引き抜かれるが・・・という話。NHKらしくもあり、今どきでもあるが、全体的にはいまひとつ。
『最高のオバハン 中島ハルコ』 ★★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
林真理子原作の小説で、東村アキコにより漫画化もされているものの実写ドラマ化。お金にがめついが、本質を見抜く力を持っており、大胆な行動で問題を解決してしまう整形外科医・中島ハルコ。悪い男に騙されてしまったいづみ(松本)や、その知り合いたちを窮地から救っていく痛快コメディ。
『レンアイ漫画家』 ★★★
(木)22:00~ フジテレビ系
自分では恋愛をしないという少女漫画家(鈴木)が漫画を描くため、女(吉岡)に疑似恋愛をしてきてその体験を聞かせるという仕事を依頼。予想どおり二人が付き合うことになるのだが、それでめでたしめでたしとはならなかった・・・
『桜の塔』 ★★★★
(木)21:00~ テレビ朝日系
父の不可解な自殺の真相を解明し復讐するため、男は手段を選ばず警察のトップにのし上がろうとするが・・・敵はどいつもこいつも曲者ばかり。もう顔を見ただけで曲者だなぁとわかるキャスティングw 1クールで終わるのが残念なくらい面白かったです。
『リカ~リバース~』 ★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
あの女が帰ってきた!? いや、今作では「レミ」と名乗っている。言動はどう見てもあの「リカ」なのだが・・・ その代わり、2人いる娘の1人に「リカ」という名がついている。彼女にとって邪魔な人間が次から次へと消えていく展開は相変わらず。現在、劇場版も公開されていますね。
『きれいのくに』 ★★
(火)25:14~ NHK総合
吉田羊、蓮沸美沙子、稲垣吾郎 他
妻がある日突然若返ってしまい夫が困惑するという話から始まる。夫婦それぞれ別に「結婚生活の不満は?」などとインタビューするシーンがあるのはドラマの演出としては面白いと思ったが、ストーリー的には面白さを感じられなかったので視聴中断。
『イチケイのカラス』 ★★★
(月)21:00~ フジテレビ系
弁護士モノは無数にあるけど、裁判官が主人公というドラマは記憶になくてちょっと新鮮。登場人物たちのキャラも立っていて面白いし、話の内容もまずまず。
『大豆田とわ子と三人の元夫』 ★★★
(火)21:00~ フジテレビ系
離婚してるのに未だに家に上がり込んできたり、屁理屈ばかり言うめんどくさい夫たちと、元妻の話。最初は「何やってんのかなこいつら」くらいにしか思わなかったが、見続けていると、なるほどと思える部分も。ナレーションが伊藤沙莉なのも、何でもないことが面白く聞こえてしまうから不思議w
『リコカツ』 ★★★
(金)22:00~ TBS系
山で遭難した女と、それを助けた自衛隊員がスピード結婚。しかし直後に「吊り橋効果で好きだと勘違いした」と言い始め、早々に離婚を決意。そのことを夫の親に話そうとしたところ、先に義母さんのほうが離婚すると言い始めて・・・ 離婚すると決めてから相手の本当の魅力に改めて気付いて「やっぱりやり直そう」と言ったり「やっぱり離婚だ」と言い出したりするドタバタラブコメディ。瑛太のカタブツ役が似合っていましたね。
『ネメシス』 ★★★
(日)22:30~ 日本テレビ系
へっぽこ探偵の風間(桜井)の代わりに天才少女・アンナ(広瀬)が推理をして事件の真相を教えるという形で、前半は身近な事件を解決していくが、後半はアンナの出生の秘密を追うことになる。この後半が面白かった。まあ、橋本環奈は出てきた時点で「ただの友達なわけはない」と思いましたねw
『ドラゴン桜』 ★★★★★
(日)21:00~ TBS系
2005年にもドラマ化された、落ちこぼれに受験のコツを教えて東大に合格させるという漫画の実写化第2弾。そこだけならいまいちかもしれないが、一方ではかつてその桜木先生の指導を受けたにもかかわらず現役合格に失敗し復讐を企てている元生徒と、利害が一致する大人たちによる、桜木を破滅させる計画が進行しているという構成が面白かった。全10話とやや短めなのが残念なくらい。
その他、『警視庁ゼロ係』『特捜9』などは相変わらずの内容なので紹介は省略しますが、村瀬さんが刺されたのはショックだったなぁ (>_<)
というわけで、今期一番面白かったのは圧倒的に
次点で
桜の塔
といったところでしょうか。(さすが桜の季節ですねw)
最高のオバハン 中島ハルコ
も痛快で楽しかったです。
あとは★3のものは、時間を費やした価値くらいはありました。
2021冬ドラマの感想
秋ドラマの感想です。普段アニメやドラマを欲張って見過ぎて追いつかなくなってしまうので、今期は思い切って切っていくことにしたのですが、ドラマは結局全部見てしまいました(苦笑)
『年の差婚』 ★
(木)24:56~ (関東、近畿では火曜深夜) TBS系
年上で頼りがいがあってカッコよくて優しい旦那さんと若妻の話。それでただひたすらラブラブなだけではドラマにならないだろう、と思ったのだが・・・・・結局、ちょっとお邪魔虫が出た程度で、これといって大きな事も起こらず終わってしまった。何が面白いんだろう(苦笑)
(木)23:59~ 日本テレビ系
江戸時代からタイムスリップしてきた花魁が令和の世で繰り広げるドタバタコメディ。社長に対して辛辣なことを平気で言ったりする春日(吉谷)などがちょっと面白い。感動とかは無い。
(水)22:00~ 日本テレビ系
仲良し母娘が同じ男性にときめいたりして、面白おかしいだけのラブコメかと思いきや・・・中盤で衝撃の事実が発覚。とは言っても、全体的には深いとは言えないストーリーではあることには変わりないかな。
(火)22:00~ TBS系
とある若い女性がドS?編集長の雑用係として雇われ、恋に仕事に奮闘する話。まあがんばって、としか言えない(苦笑) 上白石萌音はこういう「冴えないやつ」の役が似合うなとは思う。
(金)20:00~ テレビ東京系
特にどうということはない普通の刑事ドラマ。内藤さん出てくると「一課長!」と呼びたくなってしまうが、このドラマでは係長。佐野史郎さんと聞くと悪役かなと思ってしまうけど、今回はちょっとひねくれて口が悪いけど、主人公にとって心強いパートナーでした。
『俺の家の話』 ★★★★
(金)22:00~ TBS系
主人公は能楽師の家に生まれながらプロレスラーをしていたが、父が要介護になったり後継者問題もあったりして、プロレスを引退して?家に戻ることになるが、介護士は遺産目当て?、使用人の子だと思っていた男が実は・・・など、波乱の日々を送ることになる、まさに「俺の家の話」としか言いようがない? いろいろありすぎてなかなか面白い。そして結末は予想もしていなかったものだった。
『にじいろカルテ』 ★★★
(木)21:00~ テレビ朝日系
大病院での勤務が決まって喜んでいた女性医師だったが、難病を患っていることが発覚してしまい、病院は辞めざるを得なくなる。それでも医師として働きたいと思い、僻地の自治体で雇われることになるが・・・ 医師2人と看護師は平時は口喧嘩ばかりしているが、非常時には一致団結して患者を救う、心温まるヒューマンドラマ。
『ドリームチーム』 ★★
(金)22:00~ NHK総合
不倫、モラハラなど、男に裏切られた元同じバスケ部の女たちが、協力して新しい生活を確立させようとする話。勘違いした男たちという社会問題を扱っていて確かになぁと思うが、ドラマとしての話の面白さはいまいち。
(土)23:30~ NHK総合
山田裕貴 他 (生徒役はほとんど知らない子)
倫理の教師が今どきの高校生たちを独特な方法で導いていく、人気漫画の実写化ドラマ。山田裕貴は『先生を消す方程式。』に続く教師役だけど、今回は悪い奴ではないのだが、とても暗いのが気になるw なるほどなとは思える話だけど、面白さという意味ではいまいち。
(月)22:00~ テレビ東京系
うっかり1,2話を見逃し、3話目から視聴。直接的な殺害行為ではなく、ネットでの誹謗中傷などによって人を死に追いやる「指殺人」を専門に捜査するという、現代ならではの刑事ドラマ。慎吾ちゃんはいつまでも若々しいイメージがあったけど、さすがに貫禄が出てきたね。
『レッドアイズ 監視捜査班』 ★★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
こちらは監視カメラを駆使して事件の捜査をするという、やはり今の時代ならではの話。ところがこの捜査班自体が犯人グループのターゲットとなってしまい、主人公も含めた捜査員たちが次から次へと人質になってしまう。主人公は殺されないと思うけど、同僚はもしかしたらとヒヤヒヤする。悪人役の高嶋政伸や忍成修吾は相変わらずピッタリ。最後はちょっと気になる終わり方をしており、Huluのサイドストーリーで描かれているのかもしれない?
『天国と地獄~サイコな2人~』 ★★★★★
(日)21:00~ TBS系
殺人容疑をかけられた男と、それを追う女性刑事の人格が入れ替わってしまい、刑事としては捜査を進めれば進めるほど”自分”が逮捕されてしまう、という状況に。ところが、サイコパス男による快楽殺人と見られていた事件は、実はそうではないということがわかってくる。主人公の同居人の陸(柄本佑)やヘッポコ部下の八巻(溝端淳平)、セク原と呼ばれている刑事の河原(北村)などもキャラが立っていて面白い。
『知ってるワイフ』 ★★★★★
(木)22:00~ フジテレビ系
「今の妻は悪妻だ。結婚相手を間違った!」と思った男は過去に戻り、別の女性と結婚。ところが元の妻が会社の部下として目の前に現れる。違う立場から彼女を見ることによって、男は妻の態度の原因が自分にあったことに気づき、元に戻りたいと願うが・・・ お互いに思いやりを忘れないようにしないとそうになっちゃうよなぁと、ある意味リアルに感じられたドラマでした。
『監察医 朝顔』 ★★
(月)21:00~ フジテレビ系
お母さんが震災で行方不明になったと聞いたとき、「もしかしたら、記憶喪失で戻ってこないけど生きているパターンでは」と思ったけど、そうではなかった。他にも毎回悲しいことばかりが起こり続けるこの話、何が良いんだろうって思うけど、どれもが実際に起こりうるというリアルさなのかねぇ。
『君と世界が終わる日に』 ★★★★
(日)22:30~ 日本テレビ系
主人公が彼女にプロポーズしようとした日に、街にいわゆるゾンビのようなものが現れる(作中では「ゴーレム」と呼んでいるが、実はこの呼称に重大な秘密がある)。生存者vsゴーレムの戦いの話かと思いきや、考え方の違いや誤解、そしてある人物の思惑から、生存者同士で争いが起こってしまう。序盤から大物俳優が次々と退場してしまうのがなんかすごいw 面白かったけど、続編がまたHulu独占・・・
『その女、ジルバ』 ★★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
40歳になって、給料は上がらないし、前彼には婚約破棄されてその後いい人もできないし、私の人生こんなもんか・・・と思っていた女が偶然見つけた「ホステス募集。40歳”以上”」というチラシ。勇気を出して飛び込んでみると、そこには知らない世界が待っていた。主演が39歳の池脇千鶴というのがポイント。終盤のビックリ展開も面白かった。
『24 JAPAN』 ★★★★★
(金)23:15~ テレビ朝日系
2クール連続放送ということであらすじは前回も書いたが、救出したはずの妻子が再び襲われて人質になったり、主人公までもが捕まってしまったりする。そして、警察にいた内通者が1人、発覚後死んでしまったが、実はもう1人いるようだと。見るからに怪しい人が疑われるけど、実際には”一番信頼していた人物”というよくあるパターン。しかしハラハラの連続でとにかく飽きさせなかったところが良かった。
多数の犠牲者を出しながらも事件はなんとか解決・・・と思いきや、一つ大きな謎を残したまま悲劇的な結末を迎える。後日談のようなものがスペシャルドラマか劇場版であるなら納得がいくけど、今のところそういうアナウンスは無いし、おそらく「そこは想像で楽しんでください」ということなのではないかと思う。
『ゲキカラドウ』 ★★
(水)24:12~ テレビ東京系
激辛料理好きが集まる部署で、仕事の難易度を「5辛」などと激辛料理に例え、毎回激辛料理を完食するたびに仕事のほうもうまくいくというバカバカしい話だけど、そのバカバカしさがちょっとだけ面白いかもしれない?
『青のSP』 ★★★
(火)21:00~ フジテレビ系
”スクールポリス”である主人公は「俺は教育者じゃない。ただ片っ端から逮捕するだけだ」と言うけど、「こういうことをしたらこういう結果になりかねないんだ」ということを思い知らせたうえで逮捕等するので、生徒たちにとっては特殊な臨時教師だったのかもしれないね。それを演じたのが藤原竜也というのも似合っていた。
4/6追記
(日)20:00~ NHK総合
1クールものではないので忘れておりました(汗)。明智光秀を主人公にしてくれたことは、元お膝下民としては嬉しかった。ドラマとしては、”良くも悪くも”オーソドックスな大河ドラマという感じでした。(個人的には直虎みたいなドラマのほうが好きなんですよね・・・)
というわけで、今期ドラマのマイベスト3は、
・知ってるワイフ
・天国と地獄
・24 JAPAN
でした。
その他、星4から3までは、時間を割いて見た価値があったと言えるものです。
全体的には、なかなか当たりと言ってよいシーズンだったのではないでしょうか。
2020秋ドラマの感想
秋ドラマの感想です。まあたくさん観たけど時間が足りなかった(苦笑)
DIVER-特殊潜入班- ★★★
(火)21:00~ フジテレビ系
潜入捜査官の話だけど、登場人物がどいつもこいつも裏がありそうなヤツばかりで、結局その中の一人の裏の事情がはっきりしただけで終わったので、これは続編がありそうかな? キャストは安藤政信以外あんまり好きじゃないなw
(金)22:00~ TBS系
刑事ものだけど内容的には並以下。どうしようもなく暇なら暇つぶしにはなる程度。あとは出演者が好きなら。
(土)21:00~ NHK総合
タイトルから想像がつくが、時期が迫った人の最後の望みを叶えてあげるということを仕事とする「サイレントエンジェル」という団体の活躍を描く話。終わることは悲しいけれど、誰にも生きてきた意味があったということを認識させられ感動するエピソード。依頼者が最期に聴きたい歌を上白石他が歌唱するシーンはファンなら必見?
恐怖新聞 ★★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
特定の一人にだけ読むことができ、未来に必ず起こる凶事が記されているという恐怖新聞。これは幻覚なのか、誰かの悪戯なのか、それとも・・・・・ 怖いというよりも、恐怖新聞の存在を知ったときの各人物の行動が十人十色なのが面白い。
おカネの切れ目が恋のはじまり ★★★
(火)22:00~ TBS系
撮影途中で三浦春馬さんが亡くなったため、収録済みの3話まではそのまま、4話だけを追加撮影して完結させるという判断は、春馬くんの演技を無駄にしないために、それ自体は正しかったと思う。しかし「ドラマとしての結果」だけで言えば、最終回は春馬くんがほとんど登場せず、AIロボットが代わりを務めるという残念なものになってしまったね。
年下彼氏 ★
(金)25:20~ 朝日テレビ系
なにわ男子、Aぇ!group、Lilかんさい 他
関西ジャニーズJr.が総出演する恋愛オムニバスドラマ。2回目から他の番組と時間帯が重なってしまって、まあ1回目も正直面白くなかったので視聴中断w 該当グループが好きな人向け。
彼女が成仏できない理由 ★★
(土)25:00~ NHK総合
日本で漫画家になることを夢見て来日した主人公が「一番安い賃貸」を希望したため、幽霊が出る事故物件に住むことになったのだが、その幽霊というのが生前人気漫画家だったという話。外国人留学生の現実なんてことにも触れていてまあまあ面白い?
ざんねんないきもの事典 ★★
(水)24:52~ テレビ東京系
竹中直人 他
残念な人たちを、同じような性質を持つ動物に例えて描く超ミニドラマ。内容はどうということはないが、案内役が竹中直人なところだけ面白い。
監察医 朝顔 ★★★
(月)21:00~ フジテレビ系
毎回のエピソードは無くなった人の解剖の話だし、主人公たちのストーリーとしては、お母さんが津波にさらわれて行方不明とか、悲しい話ばかりなんですよね。そして今回はこの家族にさらなる辛い出来事が・・・
共演NG ★★★★
(月)22:00~ テレビ東京系
秋元康企画・原作。元恋人、師匠と弟子?、ポジション被りなど、共演NGな組み合わせをこれでもかと盛り込んだドラマの撮影が行われるという話。秋元康は相変わらず面白いことを考えるなぁと思ったし、SNSではそこそこ話題になっていたようだが、視聴率的には今一つだったようだ(苦笑) スポンサーも共演NGが揃ったのには驚いたw
姉ちゃんの恋人 ★★★
(火)21:00~ フジテレビ系
両親を亡くし親代わりを務める姉と、姉のことが大好きな弟3人。姉は職場で恋人にできそうな人を見つけるが、その相手がちょっと問題を抱えていた、という話。主人公の同僚や、弟の恋愛も描かれる。最終的に恋人候補の彼は命懸けの行動に出て、そこまで人を好きになれるのは良いなと思った。
最初はこのミスチルの良い歌がこのドラマの主題歌というのが不釣り合いに思えたが、見終わってから考えるとそうでもなかったかな。
(火)22:00~ TBS系
森七菜、中村倫也、仲野太賀 他
アイドルを首になりコンビニでアルバイトしていた女が、社長に抜擢され戦略商品のスイーツを開発することになる。そしてなぜか社長のことを好きになっちゃたという恋愛ドラマ。好きにしてくださいw 出演者が好きなら見てもいい。
35歳の少女 ★★★
(土)22:00~ 日本テレビ系
事故で25年間昏睡状態だった女が目覚めたが、その25年の間に家族や周囲の人たちはいろいろ辛いことなども経験してきており、中身が純粋な10歳の少女のままの女の言動は彼らをイラつかせてしまう。彼女たちは幸せになれるのでしょうかね。
あのコの夢を見たんです ★★★
(土)24:12~ テレビ東京系
仲野太賀、(各回ゲスト)森七菜、白石聖 他
南海キャンディーズ・山里亮太の妄想をドラマ化したもの。バカリズムもそうだけど、芸人さんの発想って面白いね。相手役となる女優さんが旬の方ばかりで、これも高視聴率の理由になっているんだとか。
恋する母たち ★★★
(金)22:00~ TBS系
柴門ふみの漫画の実写化ドラマ。「不倫」っていうと世の中のほとんどの人からけしからんと言われるし、実際良い結果にはならないので避けたほうがいいと思うけど、仕事などで辛いことがあって、配偶者がそれを癒してくれる存在でない場合、どうしてもそうなっちゃうこともあるのかなと考えさせられてしまう。
(水)22:00~ 日本テレビ系
SNSでやりとりをするだけの人が気になってしまって、自分が勤務する会社の社員だということはわかっていたので、探して告白してお付き合いをするという、今年ならではの話。「そういえばあの頃、そんな変なドラマがあったなぁ」と笑える日が早く来るといいですね。
メンズ校 ★
(水)24:12~ テレビ東京系
遊ぶところも無い、コンビニすらない、外出には許可が必要という離島の男子校生徒たちが、脱出を試みたり、今のこの土地でなんとかエンジョイしようと模索したりする話。主演のなにわ男子が好きな人向け。
荒ぶる季節の乙女どもよ。 ★★
(木)24:56~ TBS系
別冊マガジンで連載していた人気漫画の実写化。女の子たちが「走れメロス」とか「中華料理の萬珍軒」とかを見てドキドキしているところはちょっと面白かった。あとはよくわからないw
極主夫道 ★★
(日)22:00~ 日本テレビ系
私は原作を読んでないのでそこそこ楽しめたけれども、原作を知っている人には「これじゃない感」が半端ないらしい。何でもそうなんだろうけど、よっぽど違和感強いのかな。どちらにしても、バカバカしいギャグ系なので必見というほどのものではない。玉木宏が2クール連続で極道役だねw
危険なヴィーナス ★★★
(日)21:00~ TBS系
東野圭吾の小説をドラマ化。遺産相続に纏わる話。弟の妻を名乗る女が現れ、弟が行方不明になったと言うが、この女は本当に弟の妻なのか? 最初はいまいちかなぁと思ったけど、見ていると回を追うごとに面白くなってきた。最後はちょっと強引なほど意外な結末。
七人の秘書 ★★★
(木)21:00~ TBS系
現代社会の悪党を懲らしめるという話でスカッとするけど、ちょっと単純明快すぎるかな。裏切りかと思わせる描写はあるけど、こいつ絶対裏切ったフリだろうってすぐわかっちゃったしねw もう少し複雑さもあったら良かったかも。
24 JAPAN ☆☆☆☆?
(金) テレビ朝日系
アメリカで大ヒットした『24 -TWENTY FOUR-』のリメイク版。これは確かに面白い。首相候補の暗殺が計画され、テロ専門捜査官の主人公が捜査にあたるが、妻と娘が誘拐され犯人グループの言いなりにならざるを得ず、娘の友達は殺されたり、犯人グループの中でも下っ端は用済みとして処分されたりする。妻と娘も利用価値が無くなった時点で殺すと言われているが、無事救い出すことができるのか・・・ 年明けも放送が続くみたい。
先生を消す方程式 ★★★
(土)23:00~ テレビ朝日系
教師いびりで何人もの担任を追い出してきたクラスだったが、今度の担任・義澤(田中圭)はそういう精神的な攻撃が一切効かない。ならば消そう(殺してしまおう)という話。非現実的なことが起こりまくる一方、義澤が生徒たちに教えることは、一見めちゃくちゃにも思えるが、ある意味真理なのかもとも感じられる。異色の学園ドラマ。
閻魔堂沙羅の推理奇譚 ★★
(土)23:30~ NHK総合
中条あやみ 他
閻魔大王の娘が死亡した人間を迎え、「本来は天国行きか地獄行きかを決める所だが、自分が何故死ぬことになったかを言い当てたら生き返らせてやってもいい」と言い出す。その設定だけ面白いが、毎回の内容はいまいち。このドラマで久しぶりに牧瀬里穂見たw
さくらの親子丼 ★★★★
(土)23:40~ フジテレビ系
真矢ミキ、名取裕子、鶴見慎吾 他
今回で3期目になるんだけど、「3」と付けなくなったということは、長期シリーズ化するのかな? 相変わらず過酷な状況を強いられる子供たちをさくらさんの優しさが包む。今回からハチドリの家に関わる若い弁護士(新川優愛)が登場するけど、彼女にもみんなに言えない秘密が・・・
(木)24:56~ TBS系
飯豊まりえ、塚地武雅 他
何かしらメルカリと関係あるいろんな話のオムニバスドラマ。1回1回の内容は大したことないかな。毎回ちょっとだけ出てくる八百屋の娘(血は繋がっていない)兼メルカリ配達員兼ナレーターの飯豊まりえが、最終話では主人公となる。
タリオ 復讐代行の2人 ★★★
(金)22:00~ NHK総合
弁護士をクビになったが驚異の記憶術を持つ女と、天才詐欺師がコンビを組んで復讐代行業を営む話。まあまあ楽しめる内容なんだけど、なぜか決め手に欠ける感じ。
ルパンの娘 ★★★
(木)22:00~ フジテレビ系
相変わらずハチャメチャなアクション?ラブコメディ。感動とかは全くないけど、とにかく楽しくは観られるので、暇つぶしにはもってこい。
エール ☆☆☆?
(月~金)8:00~ NHK総合
2020年後期の朝ドラですが、他に多くのドラマを視聴していることでどうしても時間が足りなくなり、これは最初の数話を観たところで視聴中断してしまいました。録画は今のところ残しているので、また時間ができたら・・・とは思っているけれど。最初の数話で「これはぜひ続きが見たい!」と思えなかったところが、「なつぞら」や「スカーレット」との違いかな。
自分は『共演NG』がかなり面白かったと思うんですが、視聴率が振るわかなったのは、テレ東のPR不足か、テレ東だからしょうがないのかw
『24 JAPAN』はまだ終わっていないけれど、この先どうなろうともうここまでで十分満足といえるくらい面白い。
『恐怖新聞』も毎回ゾクゾクして楽しめた。
『さくらの親子丼』は泣けるし考えさせられる、安定の名作ドラマ。
あとは名前を挙げるのは省くけど、星3つ付けたものは「まあ時間があるなら観ても無駄にはならないだろう」と思えるものでした。