不適切動画と「獣になれない私たち」
スポンサードリンク
くら寿司の厨房にはカメラがついていたが、人員不足を把握するためのものであり、仕事ぶりを見るためのものではなかったとのこと。しかしこんなことがあると食品を扱う店ではダメージが甚大だし、監視目的のカメラも必要かもしれないな・・・・
なんて考えていたら、昨年放送されたテレビドラマ「獣になれない私たち」を思い出しました。
ある日、職場に業者がやってきて「監視カメラを取り付ける場所はどこですか?」って言われて、「監視カメラ!? 防犯カメラじゃなくて?」と社員たちが慌てるシーンがありました。
ところでこの「獣になれない私たち」、ご覧になった方々はどんな感想を持たれたでしょうか。
脚本が「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子、演出は「ゆとりですがなにか」などを手掛けた水田伸生、主演が「逃げ恥」と同じ新垣結衣ということで放送前から注目を集めました。
主人公とその彼氏は、タイトルのとおり他人にきつく当たれない性格。良く言えば優しいのですが、結果としてはそれがかえって他人を苦しめたり、職場で同僚や後輩に甘えが出て育たなかったりと、「その優しさは本当に相手のため?」と考えてしまう部分もありました。
彼らと対照的なのが、言わなくてもいいことまで遠慮なく言ってしまう(良く言えば正直な)税理士・恒星(松田龍平)とか、大声で「やれ」というだけで社員たちの仕事量の配分も適切にできていないダメ社長とか。
(上記の監視カメラ設置は、転職を考えている社員を把握することと、サボっているやつがいないかを確認するという2つの目的がありました。)
結末に関して詳しくは記述しませんが、全体を通して感じたのは、「こういうやついるよね」という”あるある”と、「そんなことするか普通」という”ありえない”とが両方多く含まれていたこと。そしてラストは「本当にそれでよかったんかな・・・」というスッキリしない感ですかね。
見ている最中は面白かったけど、終わってから振り返ると微妙なドラマでしたw