iPhoneで「ウイルスに感染した可能性があります」はウソ!
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今朝、iPhoneで調べ物をしていたら、「iPhoneが感染した可能性があります。下の案内に従ってウイルスを防いでiPhoneを保護してください」などというメッセージが出ました。「Appleセキュリティ」などという単語や、お馴染みのリンゴマークなども表示されるので、一見本物のように見えてしまいます。
目にするのは初めてでしたが、私はいちおうコンピュータのセミプロ?(いちおう国家試験に合格。プロと名乗るにはまだまだ足りないですけどね)なので、「あ、これはおかしいな」と思いました。
表示されたページはいったん閉じて、確証を得るためにググってみたところ、やはりウソとのことでした。
ちょっと前に、教育評論家の尾木直樹さんも、パソコンで動画を検索していたところ、「このパソコンはハッキングされました」と表示され、書かれている電話番号へ電話するとサポート代金を払うように言われ払ってしまったなんていう話もありましたが。
尾木直樹氏、ネット詐欺で被害「自信あったのに」 - 芸能 : 日刊スポーツ
「ウイルス」なんて言われると焦りますし、一般の人は警告が本物かどうかなんていう見分けはつかないですよね。
Windowsなどのシステムから出された警告とか、自分自身でセキュリティソフトをインストールしていて、明らかにそのソフトから警告が出されたのなら本物でしょうが、それ以外は何らかの詐欺もしくは悪質商法です。
今回のメッセージも、先に進んでいくと正規のセキュリティソフトをインストールするように指示され、その指示を出したWebサイトの運営者が紹介料をもらう仕組みらしいですが、最終的には正規のセキュリティソフトをインストールするとはいえ、それをさせるために嘘をつくなんて悪質極まりないですよね。ソフトの販売会社側もそんな人に紹介料を払うなんて良くないのではないかと思うけど、いちいちチェックしていられないのでしょうね。(もしくは、本当は気付いているけど見て見ぬフリ)
「正規のシステムやセキュリティソフトからの警告なのかどうか」の見分け自体が難しいと思いますので、こういった警告が出たらまずは「十中八九ウソだろうな」と思ってください。それでも万が一本当だったら・・・と気になってしまうと思うので、一旦無視した後でネットで調べていただくか、自分ではわからなかったら身近な詳しい人か、いなければ私に相談してください。可能な限り対応させていただきます。