テレビドラマ『それぞれの断崖』
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こりゃまたすごい話でんなぁ・・・
主人公の恭一郎(遠藤憲一)には女の子2人と男の子1人の3人に子供がいたんだけど、男の子が同級生に刺殺されてしまう。
出版社に勧められて手記を書いたけど、その中で「目の前に加害少年がいたら、この手で殺してやりたい」と書いたら、言い過ぎだと世間から叩かれてしまう。
それくらい憤りを感じているっていう意味であって、本当に殺そうと思ってるってことじゃないのにねぇ・・・ 親の気持ちとしては当然なのに。
さらに、犯行に至った動機としてそもそもは被害少年が加害少年を脅していたとか(後に加害少年の嘘と発覚)、事件の夜に恭一郎がいかがわしいデートクラブに出入りしていたとか報道されたり、事情を知っていそうな人に話を聞きたいからと恭一郎がその人の病室に無断で侵入して見つかったりして、世間からのバッシングはますます強くなってしまいます。
長女には婚約者がいたんだけど、相手の父親が「息子との結婚の話はなかったことにしてくれ」と言ってきたり・・・ 「いやお父さん、うち被害者なんですよ?」と反論するけど、「それはわかってるけど、こんだけ世間で叩かれてる家の子を嫁にもらうわけにいかない」とか言われて・・・
恭一郎も会社で休職を言い渡されたり、やっと復帰したと思ったら窓際部署に異動になったり・・・
そしてさらに驚愕の展開。
恭一郎は加害少年の母親・はつみ(田中美里)がクラブで働いていることを知って、最初はどんな人間でどんな生活をしてるのか見てやろうくらいのつもりだったのだろうが、偽名を名乗って通うようになったら、はつみも苦しんでいるということに気付いてしまい、同情が愛情になって?、肉体関係を結んでしまう。
いくら可哀そうだと思っても、それはダメだろうと思うのですが(苦笑)
はつみのアパートに通うところを次女にたまたま見つかってしまい、それを聞いた妻・雪子(田中美佐子)も確認に来る。
当然夫婦は険悪に。このころには長女の彼氏がお父さんを再度説得して、一度は破棄されたと思われていた結婚話も復活していたのに、今度は長女のほうが「結婚ってこんなものだと思ったら、したくなくなった。」と言い出す始末。
『それぞれの断崖』 なるほど、そういう意味か。
今のところ関係者全員が不幸になっているこの状況、最終的にどうなるのでしょうか?
私は初めて見たけど、2000年にも三浦友和主演でドラマ化されていたそうですね。(DVDとかは出てなさそう)