テレビドラマ 『同期のサクラ』
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地方から出てきてゼネコンに入社したサクラ(高畑充希)と、その仲間の10年間の歩みを、1年毎に1話で描くお話。
冒頭いきなり、部屋でうつ伏せに倒れている人。そのあとに映ったレンズが割れた眼鏡と、AIスピーカーがサクラの名前を呼んでいたことから、倒れていたのがサクラだとわかる。
その後、「仲間たち」の現在の様子が映し出される。ここでそれぞれが「みんな仲間なんだし、一緒に写真を撮りませんか」とか「マズイ・・・ヒジョーにマズイ」などと言っているのが、サクラの口癖だったことが後々わかる。
そして病室、人工呼吸器をつけられベッドに横たわるサクラと、見舞いに来た仲間たち。
重い脳挫傷で、意識が戻るのは難しいと。
入社式で社長の祝辞に「話が長い。伝わりにくい。引用した数字や単語の読み方が間違っている。」と”感想”を述べるなど、妥協というものができず全く空気を読まないサクラ。
同じ班になったということで飲みに行っても、「私は歩いて帰らなければいけないので」と先に帰ったりするので「マイペースなやつだな」と呆れられる。
特に百合(橋本愛)は「あんたみたいに生きられる人間なんかこの世に一人もいないの!! 私たちはあんたのこと仲間とか思ってないから。」と猛反発。
そんな百合だが、冒頭の病室のシーンでは、「お願い、目を覚ましてサクラ。私たちは、あなたがいない世界なんかに生きていたくない。」と言っていた。一体どんなことがあって、こんなに180度態度が変わったのか。
第2話では、上司にいびられていた菊夫を庇い、社内での立場がさらに悪くなっていくサクラ。しかしそのサクラの姿を見て、菊夫も上司に言いたいことを言えるようになる。こういうことを繰り返して、”仲間”の信頼を得ていくのだろう。
それにしても重い脳挫傷だなんて、サクラの身に何が起こったのか。土木志望だと言っていたから、現場で事故にでも遭ったのか? でも部屋で倒れてたしなぁ・・・ ヘルメットで防げないほどの事故だったら救急車で病院に直行だろうし。
主題歌は、これから売り出す新人とか現在人気絶頂の歌手とかではなく、森山直太朗の『さくら』が起用された。(二〇一九バージョン)
どんなに苦しい時も 君は笑っているから 挫けそうになりかけても 頑張れる気がしたよ
という部分が合うと判断されたのか?(サクラは「笑顔」はあまり見せないけど、落ち込んでいる素振りは見せないという意味で)
散りゆく運命と知って さらば友よ 旅立ちの刻
の部分だったりして・・・
ありえないくらい安い値段でお酒と料理を出してくれる喫茶店の秘密も気になるw
高畑充希は、やっぱりこういう「変わり者」の役をやるのが一番光るね。普通の子の役をやらせるのは勿体ないw
3作品「変わり者の主人公」という点で似ているが、「カホコ」と「サクラ」が遊川和彦脚本によるオリジナル作品で日本テレビ制作という点で同じ。「サチコ」は主演高畑充希以外関連性はない。