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CDはいずれ無くなる (ワイドナショーより)

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今日の「清塚信也が取り上げてほしいニュース」は、「今注目のYouTuber 奥田民生」でした。

奥田民生? 歌手でしょ? 特別ファンというわけではないから知らなかったけど、今YouTuberやってんの?

 

番組では清塚が出演者たちに「音楽ってどうやって聴きますか? CDってことはあんまりないですか?」と問いかけ、

 松本「ないです」

 東野「ゲストさんなんかにもらうことがあるけど、それも落とし込んでスマホなんかで聴きます。」

 立川志らく「私はCDで聴いてます。やり方わかんないから。」

 ワイドな高校生「YouTubeで聴きます。CD買ったことない。」

といった回答でしたが。

 

その後、奥田がYouTubeの撮影をしているスタジオに清塚が潜入。「DIYレコーディング」と称する撮影の仕方などを紹介してもらい、奥田と清塚のセッションもあり、なぜYouTubeの世界に行ったのかを聞いていました。

 

奥田「YouTubeはやっぱりスピードが速い。それができないかなと。CDというものも永遠なわけではなくて、当たり前だなと思うわけですよ。前のほうが良かったとか言ってられないし、ついていくしかないですね。」

清塚「民生さんは、曲をヒットさせたいとか、そういう意味で今YouTubeをやられてるわけではないとうことですか?」

奥田「割と甘く考えていたんですよ。割と見てくれたら収入があるんじゃないかと。みんなそうやってこんだけYouTuberってのが世の中にいるんだからと思ったら、全然ないですね。再生回数が凄まじくないと、それで飯が食えないですよね。実際やってみてわかりましたけど、収入は無いです。僕程度の再生回数では。」

清塚「定額制で聴き放題の音楽って、今すごい多くなりましたよね。そういうシステムに関しては、道徳的な意味も含めて、嫌悪感みたいなものは全然ないですか?」

奥田「CDは、無くなるでしょうね。ゼロになるんじゃないかって、僕は勝手に思ってます。アナログは残りますけどね。確かに、タダで聞かれると儲からないんで、Tシャツか何か売るしかないですけど。あとライブですよね。そうやって考えるしかないですね。」

清塚「民生さんは今までヒット曲というものを出してこられたと思うんですけど、テレビ界というのは、なんか思いあります?」

奥田「松本さんとかも、人が思わないようなことを言ったり、考えたりする人じゃないですか。そういう人が、100人いたら100人笑うっていうのは、松本さんきっとそんなに好きじゃないと思うんですよ。でも視聴率が高いっていうのはそういうことなんで、微妙な45人が爆笑したみたいなのが実は良かったりする、みんながみんな分かってもらっても困るみたいなとこがあると思うんですよ。僕も割とそうかもしれないんで、視聴率とかと内容の良さは結び付かないというのは分かりますし、CDの売上とかもそうだと思います。」

清塚「スタジオの松本さんとか東野さんとかも、若手の芸人さんに『まだ売れたいんですか?』って言われてる姿を見るんですけど、やっぱりちょっと同じものを感じるというか。いい刺激が若者にあると思うんです。」

奥田「お金がどうっていうよりも、やりがいというか、そういうものが続いてほしいというか、それが飽きちゃったら自分もつまんないでしょうから、モチベーションがずっとなんかであってほしいんで、そういう努力はしないといけないのかなと思います。こういうことやったりするのも、自分が興味を持ってできるからみたいな、そういうのをやってると長くやってるってことになったのかなとは思いますから。」

松本人志に一言)「新幹線とかで時々会うんですけど、大した話をするわけでもないんで。普通にお元気そうで、胸の筋肉も相変わらずすごいんで、もし僕が将来少しでも体を鍛えようと思ったときは相談したい。今は全くやってないですけど(笑)」

 

せっかくなのでインタビュー部分を全文起こしましたが、個人的に気になったのはやっぱり「CDは無くなる」というところですね。

私なんかは「目に見える物で所有したい」という欲求が強くて、本当に好きな歌手のものは未だにCDで買うし、それほどでもないものはCDレンタル。シングルでどうしてもすぐ聴きたいときだけ配信で買うくらいですかね。

シングルだけならYouTubeでいいんだろうけど、そのCDで未だに買ってるものもあるし、古いCDで聴きたいものもあるから、混在するのはめんどくさくて、iTunesに集約しちゃうわけです。

 

でも「物で所有したい」なんて思うのは、自分が音楽を聴き始めたのがまだアナログレコードの時代だったから。「目に見える物」として存在するのが当たり前の時代に育ってきたからなのですよね。

アナログレコードは簡単に傷がついて再生不能になる、大きいなどの理由でCDに移行して、それが今はネットで、しかも無料で聴けちゃうということになってきたわけで。

ワイドな高校生が「CD買ったことない」と言うように、それが当たり前と感じる世代がどんどん上まで上がってきたら、CDの存在価値なんて無くなってしまうのでしょうね。

 

初回特典でピクチャーディスクだったり、ステッカーが封入されてたりするのも楽しみの一つだったんだけどな。今は配信で買う時の特典はスマホの待ち受け画面だったり、ボーナストラックだったりというところでしょうか。

YouTubeだとさすがに何もないですよね。無料だからしょうがない。

CDが無くなったら、AKBの投票権や握手券はFCサイト会員特典になるのでしょうね。一人で何百もアカウント取る人がいるんだろうなw

 

ミュージシャンが、ライブはともかく、グッズで稼がなきゃいけないというのも寂しい気もしますが・・・

 

 

松本の「もうYouTubeを下に見てたらテレビはダメだろうなと思う。YouTubeワイドナショーの宣伝してもらうくらいになってくるかもわからないくらいの感覚でやらないと。」とか、

きゃりーぱみゅぱみゅの「私、昔ミュージックビデオを公開してたんですけど、私が登録した時ってまだミュージックビデオをフル尺無料でやってるのは少なかった。うちの事務所いいのかなこんなフル尺で公開して、CD買う人減るしと思ってたけど、それがきっかけで海外の人が見てくれたり、ワールドツアーもそこから拡がったりもしたんで。」という話も印象的でした。