スマホの「防水仕様」、過信は禁物
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先日、1年と2週間ほど使用した Xperia XZ3 に「画面全体にノイズが走る」という故障が発生しまして・・・基本保証の1年を過ぎちゃったし、長期保証に入っていなかったので有償修理となりました。税別で18000円、税込みで19800円です。痛い出費!
故障した原因に心当たりがないわけでもなくて、というのが
「このスマホは防水仕様になってるから大丈夫だろう」と思って、風呂場に持ち込んで、小説を読んだり、Youtubeを観たりしてたんです。
(防水仕様のスマホを使うのは初めてだったので、正直浮かれていましたw)
Xperia XZ3 の防水仕様は「IPX5/8」となっています。こうなってから調べたのであって、故障前に詳しく調べたわけではなかったんですけどね。「防水」なんだから、ちょっと”かかる”くらいは大丈夫だろう、くらいに考えていたんです。
それで、その「IPX5/8」とはどういう意味かというと、「5」と「8」は別の意味を持っているそうで、
「IPX5」・・・あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない
「IPX8」・・・継続的に水没しても内部に浸水することがない
ということだそうです。
詳しくはこちらなどに書いてあります。 スマホの防水の種類-IPX5/7とIPX5/8の性能の違い- | スマ情
防水になっているからといって、湯船に浸けたりはしていません。わざとかけたりもしません。シャワーの水滴が反射してかかったり、濡れた手で触る、という程度でした。
では、なぜ「継続的に水没しても内部に浸水することがない」とされているスマホが故障したのか?
多くの方が、スマホを何らかの「ケース」に入れて利用されていると思います。私もそうでしたが、この「ケース」は、スマホの外周部をシリコンなどの枠でホールドするものが大半だと思います。
いざ故障してケースから外してみると、このホールドしているシリコンの枠と本体の間に水分が溜まっていたんです。「たまにかかる程度」だから大丈夫だろうと思っていたけど、わずかな水滴でもそれがケースと本体の間に溜まって、いつからだったか思い出せないくらい長期間そのまま放置されていたということになると、「継続的に」とはいうものの限度を超えてしまったということなのでしょう。
(IPX8のテスト方法について、深さについては基準があるようですが、時間については明確な取り決めがないようで・・・ それで「継続的に」と言うのもどうなんだろうという気もしますけどね)
というわけで、故障してしまったことは事実なので、防水になっているからといって風呂場では使用しないほうがいいのかもしれません。どうしても使いたいなら、風呂から上がったら一度ケースから外してしっかり拭くのが良いでしょうね。