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テレビドラマ『抱かれたい12人の女たち』

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山本耕史がバーのマスターとして主演し、そのバーにやってくる女性客を回ごとのゲスト女優が務めるというもの。最大の特徴は、2項目ほどの最低限の設定だけ与えられ、台本は無くアドリブで演じられるということ。

 

「新ドラマまとめ」のときにも書いたけど、「台本無しなんて大丈夫か?」というのが視聴前の印象だった。では実際観てみるとどうだったかというと・・・

 

第1回のゲスト女優は高橋メアリージュン。今回の”最低限の設定”は、

・気性の激しい女

・ボロボロに傷ついた女

そして、

・最後に「抱いてください」とマスターに告げる

というのがルール(これは毎回同じ?)

となっていました。

 

客がまだいないバーで、ギターを弾きながら待つマスター。そこへびしょ濡れの女が入店してくる。このときの山本マスターの慌てた演技は過剰過ぎず上手いと思ったけど。

 

マスターは「大丈夫ですか」と言ってタオルを渡すが、そこで女は「着替えありますか?」と言う。それに対してマスターが「これで良かったら・・・」とベストを脱ごうとするが、女は「シャツがもう1枚あったりします?」と。

予備はなかったようで、マスターは着ているシャツを脱いで、上半身裸になって、シャツを渡す(笑)

 

明言はしなかったものの、様子から判断するに初めての来店のようなのだが、それでいきなりシャツを要求するかw 来ているシャツを脱ぐマスターもおかしいw

 

そして女が状況説明。「彼氏と喧嘩して家から飛び出してきちゃった」と。

いくら感情的になっていたとはいえ、家から来るのに土砂降りの中、傘も持たずに来るか?w

 

その後はさっきまで泣いているようだった女が突然大笑いし始め、マスターも合わせて大笑いしたり、それでしばらく会話した後はまた突然泣き始めたり。

 

あとの細かい会話内容は省略しますが、彼氏に浮気されたという女に対するマスターの慰め方、そんな慰め方ある?とか思っちゃったり。

 

何より不可解なのはやっぱりシャツの件。しかしそれは、ドラマパートが終了した後の「反省会」で明かされることになる。

高橋は、山本が体を鍛えていると聞いて、最初から脱がせるつもりだったというのだ。

スタッフは知っていたが山本は聞かされておらず「今日は服にピンマイクつけなくていいって言うから何でかなぁとは思っていた」と言うんだけど。

そのわりには、脱いだとき一瞬軽くポージングしたようにも見えたんだけどねw 

 

といった感じで、やや無理がある部分もあるもののなんとか上手く誤魔化し、かろうじてドラマとして成立させてしまうところは、さすがプロの俳優、なのかなとも思いました。

「正統派ドラマ」とは言い難い、実験的なところは否めませんけどね。ちぐはぐ感が面白いといえば面白いかもしれないw 

 
 


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