『銀魂』
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元々は漫画も好きで(最近は目が疲れるのであまり読めなくなってきていますが・・・)、中でも大好きな作品の一つが、今回紹介する『銀魂』です。
本日8月2日に、単行本の最終巻が発売になったので、この機会に採り上げてみることにしました。
どんな漫画?
2004年から2019年まで、「週刊少年ジャンプ」本誌もしくは姉妹誌に掲載された人気漫画。
舞台のモチーフとなっているのは、いちおう日本の幕末、かなぁ。まあほとんど架空の世界なのですがw
史実だとアメリカの黒船が渡来して開国を迫るところですが、この漫画では「天人」と呼ばれる宇宙人が来襲します。
主人公・坂田銀時も、かつてその天人らと「攘夷戦争」で戦った「攘夷志士」の一人でした。結局戦争には負けてしまい、一般の侍たちは廃刀令によって真剣を所持できなくなったのですが、銀時は腰に木刀を携え、何でも屋を経営しています。
序盤は、バイトをクビになって銀時の万事屋で雇ってもらうことになった志村新八や、他の惑星から地球にやってきたがお金がなくて帰れなくなった戦闘民族の少女・神楽、江戸の治安を護る真選組、国の仕組みを変えようとする攘夷志士の桂小太郎らと、ドタバタお笑い劇を繰り広げるのですが、最終的には地球の存亡に関わる話に発展していきます。
特徴
シリアスとギャグの共存
日常の他愛のない話を面白おかしく描く単発エピソードと、数話に亘って描くシリアスな本筋を交互に掲載していました。笑いも涙もカッコよさも、全てがハイレベルに共存しています。
例えば ↓
シリアスエピソードの1つになるはずですが、その紹介でもこんな感じ。作中でも、ちょいちょい笑いの要素を挟んでくることは間違いありません。
イケメン多数登場
主人公の銀時は天然パーマのモジャモジャ頭ですが顔は整っているようですし、他にも真選組の土方、沖田、攘夷志士の桂、鬼兵隊の高杉など、数多くの美形男子が登場します。彼らの性格がまた、堅物なのにバカだったり、ドSだったりと個性的なので、女子中高生のファンも多数獲得しました。
パロディ多め
明らかに「それ孫悟空だろw」とか「○ンピースか!」といったネタが多数登場します。実写版映画では、あの有名な赤いモビルスーツやパイロットも出たりします。
鼻く○、う○こ、ゲ○など、汚物ネタがちょいちょいある。
その単語を聞くだけで喜ぶ小学生の読者をターゲットとしている点ですね。難しい話だと飽きちゃう年頃の子供にも読んでもらえるように上手いことやっています。大人はその単語を聞くだけで笑ったりはしませんが、仕事では勇ましい真選組の局長がう○こを漏らしちゃったなんてエピソードを見るとさすがに笑ってしまいます。モザイクをかけているので、見た目には気持ち悪いということはないかな?
必殺技がない
バトルシーンも見どころの一つなのですが、他のバトルものの主人公は、例えばドラゴンボールなら「かめはめ波」、るろうに剣心なら「龍翔閃」など、必ず必殺技を持っているものですが、銀時にはそれがありません。そういった特別な技を繰り出したりはせずに、それでいて迫力のある剣劇シーンを描いているのが特徴の一つです。
(何度か、「そろそろ俺たちも必殺技を持ったほうがいいんじゃない?」なんて言って考えるのですが、結局決まらないというお笑いエピソードもあります。)
作品群
・単行本 全77巻
・小説 別の作者による『3年Z組銀八先生』シリーズ 全8冊
アニメ映画、実写映画のノベライズ本 全5冊
・その他関連書籍 多数
・テレビアニメ 2006年から2018年まで、不定期に放送
・劇場版アニメ 2019年8月2日時点で2作 (3作目を制作中との情報あり)
・実写版映画 2019年8月2日時点で2作 (もうやらない?)
・Webドラマ 実写版映画の公開に合わせ放送。長編ものの『銀魂 -ミツバ篇-』と、3つの短編による『銀魂2 -世にも奇妙な銀魂ちゃん-』の2作。
・ゲーム 単独で8作。他にキャラクター参加ゲームが2作。
他 関連商品など多数
実写版映画
『銀魂2 掟は破るためにこそある』 2018年公開 興行収入37億円
主な出演者
坂田銀時:小栗旬
志村新八:菅田将暉
神楽:橋本環奈
近藤勲:中村勘九郎
土方十四郎:柳楽優弥
沖田総悟:吉沢亮
志村妙:長澤まさみ
桂小太郎:岡田将生
平賀源外:ムロツヨシ
高杉晋助:堂本剛
武市変平太:佐藤二朗
来島また子:菜々緒
村田鉄子:早見あかり
村田鉄矢:安田顕
エリザベス(声):山田孝之
吉田松陽(声):山寺宏一
シャア・アズナブル?:六角精児
(実は1作目にはもう1人大物俳優が出ていたのですが・・・問題を起こしたので念のため載せませんでした。地上波での放送ももうやらないかもしれないなぁ・・・)
「個人的に好きなキャラクター」「好きなエピソード」など、語り出したらキリがないので、今回はここまでにしておきます。
これだけの作品を出した空知英秋先生の次回作がどんなものになるかも気になりますね。(大ヒットの次って難しいんですよねぇ・・・)
今夜は単行本の最終巻を読みながら寝ます^^