テレビドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』
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お店を繁盛させる気など毛頭なく
「自分が心ゆくままにお酒と食事を楽しみたい」
という欲求を叶えるためだけに開いた“超変わり者”
墓地の中に建つお店を舞台に、風変わりなオーナーと
個性あふれる従業員たちが巻き起こす
“至極のフレンチレストランコメディー”
(上記公式サイトより)
人間の慣れとは恐ろしいものだ。
石原さとみ主演ドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』、ニュースサイトなどでは「小ネタ」と呼ばれているギャグが最初から最後まで連発されるのだけど、最初の何話か見たかぎりでは、私には「寒いギャグ」にしか感じられなかった。意味はわかるのだけどさほど笑えない。
案の定視聴率も低迷してるし、「こりゃ歴史に残る失敗作だな」とまで思っていたんだけど、惰性で観ていたところ、その「寒いギャグが出てくること」自体が面白くなってきてしまったという (^-^;)
これ、吉本新喜劇に似ているかも。それ自体はナンセンスギャグだし、何年同じことやってるんだと思うが、それでも「ごめんやしてごめんやしてごめんやっしゃぁ」とか「今日はこんくらいにしといたらぁ」とか聞くと、「ああ! 出た出た!」と嬉しくなってしまう、あれに似た感覚だ。
「小ネタ」の中でも特に有名になったのが、通称「生首」と呼ばれている演出。登場人物たちが口に出して言えない本音を表現するときに、各人の顔だけの画像が、実際の頭の上に表示され、その画像がしゃべるのだ。インパクトはあるけど、面白いかって言われるとちょっとね・・・
ドラマ化するにあたって演出がまずいのか、そうではないのか?
原作は佐々木倫子さんという方が描いた人気漫画だということで、マンガアプリで少し立ち読みしてみたけど、やっぱり面白いと思えなかった。(無料で読める範囲が”少し”すぎたからかもしれないが。でもそこで「お金を払ってでも続きが読みたい」と思わせられなかったのだから仕方なかろうw)
余談だが佐々木倫子の漫画では「チャンネルはそのまま!」というものもドラマ化されているが、これも個人的にはあまり面白いと思えなかった。私の感性が佐々木さんのものについていけていないのかもしれない・・・
うちの甥っ子も『Heaven?~』を面白いと言って観ているので、結局「人による」っていうことなんだろうな。
そんな『Heaven?~』だが、9/3放送の第9話は主人公のレストランオーナー・仮名子が引退の危機に!? というエピソードらしい。小ネタだけでなく、本筋のほうも盛り上がってもらいたい。そうならなければ、約1年ぶりにテレビドラマに出演した福士蒼汰が可哀そうだ(苦笑)